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ICAO事務局長「航空産業は持続可能な発展を促進し推進する」

China Aviation Daily
2018-02-06 11:52 2295

【北京2018年2月6日PR Newswire=共同通信JBN】China Aviation Dailyは、世界経済の持続可能な発展における航空産業の重要性に関する記事を掲載した。これはAsia Pacific Ministerial Conference on Civil Aviation(アジア太平洋地域民間航空閣僚級会議)で国際民間航空機関(ICAO)の柳芳事務局長が表明した見解である。記事は以下の通り。

航空輸送は現在、世界の相互接続の促進と世界経済発展の推進でますます重要な役割を果たしている。一方で、航空輸送産業は安全性と持続可能な発展を含む数多くの課題にも直面している。国連の専門機関として、国際民間航空機関(ICAO)は国家間の民間航空協力の重要なプラットフォームとして機能し、ICAO加盟国の民間航空部門の広範な協力を円滑にするさまざまな措置を継続的に実施している。

「Sharing, Inclusion, Collaboration and Jointly Shaping the Future Aviation of Asia Pacific(共有、包容、協力、アジア太平洋の未来の航空を共に構築)」をテーマとする第1回アジア太平洋地域民間航空閣僚級会議が1月31日-2月1日に北京で開催された。

柳芳ICAO事務局長は、中国の民間航空部門は近年急速な成長を遂げ、同時に比較的高水準の安全性および運航効率を維持してきたと指摘した。民間航空産業はアジア太平洋地域の経済発展と航空安全に多大な貢献をしており、同地域での事故発生率も低下している。民間航空産業全体に大きな潜在的可能性と輝かしい未来がある。

しかしその一方で、アジア太平洋地域のICAO加盟国の中には航空安全に関する効率的な規制システムを確立していない国も複数ある。十分な安全監視および人的資源の不足から、今でもそれらの国の航空交通管理水準を向上させる必要がある。民間航空産業におけるデジタル技術の促進と普及により、インターネット・セキュリティーも航空安全と保安に対する脅威となっている。

柳事務局長は、アジア太平洋地域諸国は航空交通サービスの構造を強化し、航空交通管理の水準を向上させ、新たな路線構造を構築し、空港を含むインフラの開発を加速し、空港の設計と運営方式を変更し、将来の航空輸送へのトレンドの高まりに対応する必要性を指摘した。

柳事務局長は、ICAOは支援を中心としてアジア太平洋地域の国々との協力を強化することを明らかにした。柳氏は、第1回アジア太平洋地域民間航空閣僚級会議がアジア太平洋地域の技術協力と支援のための高水準のプラットフォームとして機能し、この地域の航空産業のより安全かつ持続可能な発展を促すものとなるよう希望している。

会議は、航空安全、航空ナビゲーションサービス、事故調査および人的資源の面でアジア太平洋地域の全加盟国に共通の懸念、共通の立場および共通のビジョンを反映する「北京宣言」を採択した。これはアジア太平洋地域の航空産業の発展促進に関するコンセンサスであるだけでなく、未来のアジア太平洋地域の民間航空の発展を促進するための多国間の政策ガイドラインにもなる。さらに宣言は、民間航空分野での国際協力を強化し、アジア太平洋地域の航空安全の水準を一層高め、同地域の民間航空の健全で持続可能かつ高品質の発展を促進し、人類共有の未来のコミュニティの構築において航空が重要な役割を果たすことを可能にするという点で極めて重要である。宣言の履行は、「一帯一路」沿線にあるアジア太平洋地域の国々の民間航空産業の発展も促進するだろう。

記事全文は次を参照:http://www.chinaaviationdaily.com/news/68/68627.html

ソース: China Aviation Daily