【ケイマン諸島、シンガポール2018年1月15日PRNewswire=共同通信JBN】Global A&T Electronics Ltd.(以下「同社」)は、裁判所承認のリストラ計画が2018年1月12日を持って有効になったと発表した。
2018年1月3日の審理で、ロバート・D・ドレイン高等法院判事が、同社のリストラ計画を確認した12月21日の決定を支持し、JPモルガン・チェース(「JPMC」)が申し立てていた限定的異議を却下、もしくは適用出来ないと判断した。
同社の最高経営責任者(CEO)のW・ジョン・ネルソン博士は「われわれのリストラの終了は、リストラの過程を通じて建設的なパートナーであった株主と債権所有者からの強い支持と大変な努力の集大成である。とりわけ、この過程を通してUTACへの支持と信頼をしていただいたわれわれの顧客や納入業者の方々全てに感謝したい。また、顧客に質の高い製品とサービスを提供し続ける献身的な従業員にも感謝を表明したい」と述べた。
以前の発表の通り、リストラによって同社の固定負債を約11億2000万ドルから総計6億6500万ドルまで減少し、年間の債務元利未払い金は1億1300万ドルから約5650万ドルへと半分近く減る。リストラによって、GATEは姉妹会社のUMSと統合され、運用上のより大きなシナジー効果と流動性が得られる。支払利子の減額で、UTACは利子支払と資本支出後に積極的かつ自由な資金繰りを生み出すことが期待される。
リストラが完了した時、2014年の債務交換をめぐり、同社と株主を相手取っての債権所有者の訴訟や補償請求もすべて解決される。
ネルソン博士は「UTACはこのプロセスから、将来の成長への投資ができる財政的安定性と柔軟性を得て、これまで以上に強くなるだろう」と述べた。
▽UTAC Holdings Ltdについて
UTAC Holdings Ltd(UTAC)は幅広い半導体チップの組立とテストのサービスを行う有力な独立系プロバイダーだ。当社はアナログ、ミックストシグナルとロジック、メモリーという主要製品カテゴリーの中の半導体組み立てとテストサービスの全領域を提供する。当社の顧客は主にファブレス企業、集積デバイス・メーカー、ウエハー・ファウンドリーである。本社はシンガポールにあり、製造施設はシンガポール、タイ、台湾、中国本土、インドネシア、マレーシアにある。米国、日本、中国本土、台湾、さらには他のアジア諸国、そして欧州と、各地域にそれぞれ販売オフィスを持ち、グローバルな販売網を展開している。
ソース:UTAC