【サンパウロ(ブラジル)2017年12月25日PR Newswire=共同通信JBN】2017年12月19日(ブラジル現地時間)、経カテーテル肺大動脈弁である4つのVenusP-Valveの移植が、ブラジルのサンパウロにあるDante Pazzanese Institute of Cardiovascular Technology(ダンテ・パザネーゼ心血管技術研究所)のカルロス・ペドラ教授によって成功裏に完了した。
ブラジルは、チリ、アルゼンチンに次いで、Venus Medtech (Hangzhou) Inc. の大動脈弁を利用する中南米諸国3番目の国になった。それはまたブラジルの歴史上、中国製の心臓弁を適用した初の例となる。
現在、世界の新生児の1万人当たり、先天的な心疾患のため外科手術を必要とする新生児は16人である。この種の手術は、大量の肺動脈弁逆流症が原因となる。世界市場で現在製作されるインターベンショナル大動脈弁の製品は、特殊な身体構造か軽度の疾患の患者の治療に限定されている。その結果、複雑な身体構造や弱い右心機能の患者の多くが、異なる身体構造の治療が可能で、容易かつ安全、安定的に手術できるインターベンショナル大動脈弁製品を緊急に必要としている。
Venus Medtech (Hangzhou) Inc.は、世界初となる自己拡張型インターベンショナル弁である経カテーテル大動脈弁VenusP-Valveを開発・製造している。心臓弁ステントにユニークな二重のラッパ型設計とレーザー切断技術を適用するVenusP-Valve は、強力な放射状サポートフォース、安定した固着、容易な切り離し機能を与えられている。切り離し作業中には、何らの動きも変異も起きない。それは異なる身体構造を持つ肺動脈のニーズに応えることが可能であり、大きなサイズの右心室流出路を持つ患者を治療できる、世界唯一のインターベンショナル大動脈弁である。
2013年5月25日に上海・中山病院のゲ・ジュンボ医師による初の人体移植に成功した後、VenusP-Valveはアジア、欧州、米州の20カ国余りで採用された。現在、中国の国家食品薬品監督管理局(CFDA)による臨床試験が完了しており、欧州CE臨床試験の処理がその期間の半分以上に入り、米食品医薬品局(FDA)との交渉が終わって、米国内で行われる臨床試験の開始待ちである。VenusP-Valveは優れた臨床結果を持ち、より多くの患者に最適の治療を施すために、できる限り早期に認可される見込みである。
Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20171222/2021378-1
ソース:Venus Medtech (Hangzhou) Inc.