【香港2017年10月24日PR Newswire=共同通信JBN】香港を拠点とする上場投資信託(ETF)とスマートベータ・ソリューションの専門投資会社Premia Partnersは、中国A株市場に多角的に投資する機会を投資家に与えるために、2種類のスマートベータ中国株ETFの開始を発表する。このETFは、ジェーソン・スー博士が率いるCaixin Rayliant Smart Beta(Caixin Rayliant)の方法論を採用したCSIスマートベータ指数を裏付けとする。スー博士はRayliant Global Investorsの会長および最高投資責任者(CIO)で、Research Affiliatesの共同創業者兼副会長でもある。
香港証券取引所に上場されるこの2種類のETFは、ファンダメンタルなマルチファクター手法を生かし、ともに上海と深センの上場株約300銘柄で構成する。両ETFともストック・コネクト(中国本土と香港間の株式相互取引制度)を利用した現物A株ETFで、総合経費率は0.50%。業界で通常見られる平均手数料は1%である。
*Premia CSI Caixin China Bedrock Economy ETF(「China BEI ETF」)(証券コード:2803 HK)は、CSI Caixin Bedrock Economy指数を追跡する。経営規模、財務健全性、低リスク性に基づき、中国の中核経済を動かす大手企業を取り込むのが目的。
*Premia CSI Caixin China New Economy ETF (「China NEI ETF」)(証券コード:3173 HK)は、CSI Caixin New Economic Engine指数を追跡する。非固定資産規模、財務健全性、成長性に基づいて選んだ新産業界のリーダー企業をとらえる狙い。
MSCI Emerging Market指数に中国A株が組み入れられたため、ますます多くの投資家が中国本土市場へ効率的にアクセスできる戦略を探り、その一方で時価総額の大きい大手企業へ単に資金を投じ、あるいは国有企業(SOE)や金融セクターへ投資を集中させることとの比較において、市場を上回るリターンの獲得を目指している。PremiaのETFは、価値と質、低変動性、規模などいくつかの銘柄要因を見分けるCaixin Rayliant Smart Betaの理論研究を踏まえ、同時に幅広いA株証券市場を長期にわたって優越する可能性を持っている。また、ファンダメンタルなベータアプローチは、高値買い・安値売りになりがちな従来の市場キャピタライゼーション・アプローチとは反対に、安値買い・高値売りの原則をファクター投資に取り入れている。
Premia Partnersのマネジングパートナー、レベッカ・チュア氏は「CSIやフー・シュリ女史、それにCaixin Rayliantのジェーソン・スー博士とそのチームと連携し、2つのETFを立ち上げるのは素晴らしいことだ。スー博士はスマートベータとファクター投資の世界で長く指導的発言をしてきたし、Research Affiliatesでの業績は高く評価され、世界中の投資家がそれを採用している。博士とCaixin Rayliantチームの見識と専門知識を生かして、世界初のファンダメンタル・マルチファクター中国A株ETFを市場に送り出せるのは光栄だ。その戦略は中国のファクター・パフォーマンスに関する強力な理論研究に基づいており、狭い市場キャピタライゼーション・アプローチにこだわるのではなく、中国本土市場の中核経済と新経済の微妙な様相をとらえる最初のものである」と語った。
Caixin Media(財新メディア)の主筆でCaixin Insight Groupの創業者であるフー・シュリ氏は「中国経済が拡大し続ける中で、その金融市場はますますグローバル投資家と関係を強めている。国際的プラットフォームのCaixin GlobalとCaixin Rayliantを通して、最高の金融コンテンツを届けていきたい。それが投資家に中国の成長に参画できる世界クラスのスマートベータ能力を与える」と述べた。
Rayliant Global Investorsの会長および最高投資責任者(CIO)で、Research Affiliatesの共同創業者兼副会長でもあるジェーソン・スー博士は「NEI ETFとBEI ETFでPremia Partnersと手を携えるのはうれしい。市場の最新投資戦略を低価格で提供し、それが投資家に長期利益を生むことにおいて、Premiaはわれわれと熱意を共有している。高い手数料と短期実績を売りにする風潮のアジアでは特に、われわれの戦略は引き合いが強く、Premiaは先行してその需要を埋めている。今回の2つのETFはシステム的なリターンソースに低コストで関わることを通して、多大なリターンを得られる機会を提供する」と話した。
▽メディア問い合わせ先
Premia Partners Company Limited
+852-2950-5777
enquiries@premia-partners.com
▽Premia Partnersについて
Premia Partnersは、投資家に効率的な投資ツールがあれば、アジアの上場投資信託(ETF)部門革新に大きな自由をもたらすと考える熱意ある人々のグループによって、2016年に香港で設立された投資企業である。チームは世界と地域のさまざまな現職の経済界指導者からなり、その集団的知識と実行経験を応用し、投資家向けのETFおよびスマートベータ・ソリューションを監督するクラス最高の国際的専門家と協力することによって、アジアのETF状況を再形成するという1つの共通目標を持っている。アジアで、アジアのために-ここはわれわれの本拠地である。詳しい情報はwww.premia-partners.com を参照。
▽Caixin Rayliant Smart Betaについて
Caixin Rayliant Smart Betaは、Caixin Media Group(財新メディアグループ)のCaixin InsightとRayliant Global Advisorsが2017年に立ち上げたジョイントベンチャーである。このパートナーシップは、Caixin企業集団全体の膨大なデータ、調査、出版能力に、Rayliant Global Advisors(RGA)のスマートベータ、ファクター投資、インデックス構築の専門知識を結びつけた。このジョイントベンチャーは最高インデックスアーキテクトのジェーソン・スー(許仲翔)博士と最高経営責任者(CEO)のジェーソン・トゥアン博士に率いられている。ジェーソン・スー博士はRGAの創設者兼会長でResearch Affiliatesの共同創設者兼副会長、ジェーソン・トゥアン博士はRGAのマネージングディレクターである。詳細はwww.caixinrayliant.com を参照。
▽Caixin Insight Groupについて
Caixin Insight GroupはCaixin Media Groupの主筆で国際的に著名なジャーナリスト、フー・シュリ(胡舒立)氏が創設した。大手金融・経済ニュースプロバイダーであるCaixin Media(財新メディア)(www.caixin.com)の姉妹企業である。
Caixin Insight Groupはクラス最高の中国経済・金融データベース、マクロ経済調査、ビッグデータ分析、スマートベータ・インデックス、戦略コンサルティング・サービスの提供に集中している。その目標は、中国内外の機関による構造的な経済発展、国際化、資本市場の発展、その他の中国に関する重要な戦略的アジェンダの検索向上を支援することにある。
▽Rayliant Global Advisorsについて
Rayliant Global Advisors(RGA)は2012年に設立された香港を本拠とする投資管理グループで、大中華圏の株式戦略を専門にしている。ファンダメンタルの識見をクオント(量)に基づくポートフォリオ構築プロセスに組み込む独自のクオンタメンタル手法は、ファンダメンタルだけ、あるいはクオントだけの投資戦略固有の課題の克服を目指している。
RGAはファクター投資に実績がある指導者でResearch Affiliatesの共同創設者、ジェーソン・スー博士が率いている。博士は40以上の学術論文を発表し、その業績で数多くの賞を得ている。博士はカリフォルニア大学ロサンゼルス校の財政学非常勤教授、台湾の国立政治大学、京都大学の客員教授である。詳しい情報はwww.rayliant.com を参照。