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パブリックブロックチェーン・プロジェクトのWanchainが白書を公表

Wanchain Foundation Ltd.
2017-08-07 17:14 1825

【北京2017年8月7日PR Newswire=共同通信JBN】

*白書は新しいデジタル経済の構築を支援する金融インフラストラクチャーについて説明

中国企業Wanglu Techによって構想された初のパブリックブロックチェーン・プロジェクトであるWanchainはこのほど、白書を発表した。Wanchainはブロックチェーン・ベースの分散型金融インフラストラクチャーで、異なったブロックチェーン・ネットワーク間で分散的な方法で資産の交換ができるようにするものである。Wanchainにより、より多くの組織がそれぞれ独自のサービスを開発し、分散型の金融分野でイノベートすることが可能となる。

複数のブロックチェーンを接続しネットワーク間で価値を移転する

白書によると、Wanchainは、ブロックチェーン間でのデジタル資産の移転に関連した問題に対処している。資産移転は分散型のクロスチェーン・メカニズムとユニバーサルなクロスチェーン・プロトコルを通じて達成される。

信頼できるサードパーティーを利用しない分散型ブロックチェーン・コンセプトに基づき、Wanchainはその技術の根底をなす最先端の暗号理論を使用して設計された。クロスチェーン取引では、Wanchainのアカウントロッキング・メカニズムとしきい値キー共有テクノロジー(threshold key sharing technology)が完全な分散化をサポートする。この分散化は資産アカウント管理機能を提供するとともに、サードパーティーの関与の必要性を除去する。

この技術を金融アプリケーションにより適合させる3つの機能

Wanchainはブロックチェーン間のコネクターとして機能するだけでなく、それ自身チューリング・コンプリートとスマートコントラクト機能性を備えた分散型台帳であり、ネットワーク上のすべての取引に対しプライバシー保護を提供する。Wanchainは、クロスチェーン取引、スマートコントラクト、プライバシー保護の機能を備えており、これらすべてはともに、複数資産の簿記、契約実行、取引のプライバシーの問題に対処している。追加の分散型金融アプリケーションも、Wanchainに基づき開発することができる。

全く異なるブロックチェーン・ネットワークを相互接続

Wanchainは、資産担保証券など従来の金融ビジネスと同様に、将来の分散型金融フレームワークで複数のデジタル資産の分散取引を可能にするような金融業界全体の幅広いアプリケーションを模索している。Wanchainのインフラストラクチャーにより、個人や企業は幅広い金融サービスにアクセスすることが可能となり、その資産をより良く管理し、改善された資産評価戦略を利用できる。デービッド・A・ジョンストン氏は、Wanchainのデジタル資産アプリケーションは前進への重要なステップであり、分散型金融のイノベーションはブロックチェーン分野の次のステップであると語った。

Fenbushi Capitalのパートナーであるボー・シェン氏は「Wanchainはブロックチェーン間の相互接続に関連する問題に取り組むとともに、新しいデジタル経済におけるスーパー金融市場としての役割を果たしている」と述べた。

Factomの共同創設者および元最高技術責任者(CTO)でWanglu Techの最高経営責任者(CEO)のジャック・ルー氏が、クロスチェーン取引とプライバシー保護理論の検証および2016年末のプロトタイプ開発の完了後に、Wanchainを設計、開発するチームを主導した。

白書に関する詳細はWanchainのウェブサイトwanchain.orgを参照。

ソース: Wanchain Foundation Ltd.
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