【東京2017年4月10日PR Newswire=共同通信JBN】不動産プライベートエクイティー企業Gaw Capital Partnersは10日、日本の横浜にあるAクラスオフィスビルの「みなとみらいセンタービル」を、自社の運用ファンドを通して取得したと発表した。
みなとみらいセンタービルは横浜の中心ビジネス街である「みなとみらい」地区の中央に位置する。敷地面積1万平方メートル、21階建て、のべ床面積9万5000平方メートルのAクラスビルで、2010年に完成した。地下鉄「みなとみらい」駅に直接つながり、東京や羽田国際空港へは30分以内に行ける。首都高速には車で2分。現在の主なテナントは富士ゼロックス、レノボ・ジャパン(Lenovo Japan)研究開発センターなど。
マネジングプリンシパル兼社長のケネス・ガウ(Kenneth Gaw)氏は「横浜は国内外企業のビジネス街が栄える日本第2の都市として、日本で最も重要なビジネスハブの1つに成長する可能性がある。みなとみらいセンターが東京への便利な交通リンクとともにもたらす高級オフィススペースには高い需要があり、この成長を促す」とコメントした。
横浜には日産自動車、千代田化工建設、三菱重工業などが世界本社を置き、富士ゼロックス、レノボといったハイテク企業の研究開発センターもある。
ガウ氏は「日本の不動産市場全体から判断すると、われわれは未来の成長に楽観的だ。この国のさまざまな不動産分野でさらに機会を探っていきたい」と付け加えた。
この取引はGaw Capitalが日本で手掛けた4番目の不動産物件取得で、同社の日本での存在感を高める重要な一歩である。Gaw Capitalがポートフォリオに加えたほかの日本での不動産取得の実績には、ハイアットリージェンシー大阪、東京の青山ビルディング、東京表参道の大型ショッピング施設が含まれる。
▽Gaw Capital Partnersについて
Gaw Capital Partnersは独自な立場のプライベートエクイティー不動産ファンド運用会社。2005年以来、大中華圏とアジア太平洋地域に的を絞った5つの合同運用ファンドを立ち上げた。ベトナムと米国ではオポチュニティーファンドを運用し、アジア全域を対象とするホスピタリティー(ホテル)ファンドを持つ。さらに世界的に別立て口座で直接投資サービスも提供する。2005年以降に75億米ドルの資本を調達し、現在は120億米ドルの資産を運用している。
ソース: Gaw Capital Partners