常州(中国), 2016年2月1日 /PRNewswire/ -- スイスの香料メーカー、ジボダン(Givaudan)は2016年1月14日、中国の常州国家ハイテク産業開発区(CND)に登記資本金3420万米ドルで芳香剤生産施設を開設する投資協定に調印した。総投資額は9980万米ドルに達する。
スイスのジュネーブを本拠地とするジボダンは、世界の食品、飲料、消費財、香水産業に製品を納入する世界的な芳香剤・香料メーカーである。世界的な最上級の香水ブランドへの原料供給者でもある。2014年の売上高は44億スイス・フラン、株式時価総額は170億スイス・フランに達した。ジボダンは上海に中国本部を置き、北京、広州、香港や他の都市に事務所を開設している。
ジボダンの世界調達責任者ウィレム・ムツェルツ氏は「中国の多くの都市を検討した結果、ジボダンは中国での新香料施設に最適の建設地としてCNDを選んだ。来たるCNDプロジェクトに強い自信を持っている。業界指導者として、ジボダンは中国市場の将来について非常に楽観的だ。ジボダンにとって大きな投資であるCNDプロジェクトは、中国市場での会社の発展のしっかりした基盤を成すと期待されている。施設の建設は地元政府の支持を得て、できるだけ早く開始し完了したい。ジボダンは将来、さらなる投資の機会があると確信している」と語った。
常州浜江経済開発区(CZBJ)の化学区画に位置するCND施設は主として芳香剤、その他の原料を生産する。年間の生産量1万トン、売上1億米ドルを計画している。
常州のファン・グオキアン副市長、CND管理委員会のウー・シャオドン、ワン・ユウェイ、シェン・シャオドンの各氏が協定調印式に出席した。