【北京2015年12月21日PR Newswire=共同通信JBN】フラッシュメモリーのイノベーター、Memblazeはこのほど、資金調達シリーズCラウンドを完了したと発表した。合同運用ファンドのGeneral Technology Venture Capital Co., Ltd.(GTVC)とベンチャー投資グループQualcomm Venturesを通じたQualcomm Incorporatedの両社は、この資金調達ラウンドで数千万米ドルを提供した。
GTVCのバオ・ジンミン副社長は「Memblazeはフラッシュストレージの分野で優れた業績を上げてきた。GTVXは同社株主China General Technologyの強力なリソースシステムを活用し、世界市場においてMemblazeの垂直業界および事業拡大を強力にサポートする」と語った。
Qualcommの投資は、Memblazeが同社リソースをデータセンターに応用することを支援し、今後も中国のエンタープライズ分野における両社の事業拡大を支援する。
Memblazeのイン・シュービン最高経営責任者(CEO)は「今回の資金調達が終了後、われわれは引き続き技術研究開発への投資を増大させ、優れた人材が当社に入社するように努めていく。同時に、われわれは国際市場開発への投資を増大し、販売チャンネルを拡大するとともに、サプライヤーの中でもチップ、サーバー、ソリューションの国際メーカーとの協力関係を強化し、連携して国際市場を拡大する」と語った。
Memblazeは2011年、イン・シュービン、ルー・シャンフェンの両氏によって共同創設された。多数の国際的な大規模工場が進出した中国のIT分野で、両氏は中国市場向けに高品質なフラッシュストレージ製品を製造し、大手データセンター向けに効率的かつ信頼できるデータプロセッシング・アクセラレーションサービスを提供するつもりである。
Memblazeはこれまでに好業績を上げ、百度(バイドゥ)、Qihoo 360、テンセントなどのインターネット企業を含め、中国で多数の主要顧客を獲得、同時に北米、欧州にオフィスや事業開発チャンネルを設置してきた。さらに、同社は日本、韓国、東南アジアに相対的に成熟した流通システムを構築してきた。Memblazeは世界中に顧客を抱えており、中国のフラッシュメモリー業界において影響力のあるベンダーである。
Memblazeの成長を促す力は一貫してイノベーションであった。Memblazeはストレージ業界の将来あるべき姿を生み出し、それを変革している。今年初めにリリースしたMVMeサポートのPBlaze4 SSDに加え、NVMe SSD向けに開発されたデータ保護およびストレージ管理システムであるFlashRAIDが製品ロードマップに加わった。Memblazeは今後、ハードウエアとソフトウエアの組み合わせを重視し、顧客向けに安定かつ信頼できるデータセンター・フラッシュストレージ・ソリューションを開発する。