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EFによる世界最大規模の英語力調査: 日本人の英語レベルは低いという調査結果

EF Education First
2012-10-24 08:00 3350

 

東京, 2012年10月24日 /PRNewswire

日本の英語力は先進国の平均以下

但し、東京はシンガポールの英語レベルと同等。

EFが実施した世界最大規模の英語力指標調査(EF EPI)によると、日本の成人の英語力は先進国の平均水準以下という結果になった。

(Photo: http://www.prnasia.com/sa/2012/10/16/20121016165837882020.html )

EF英語力指標調査(EF EPI)では、日本を地域別で見ると、東京はシンガポールと同等の高スコアであったが、四国、九州地方は英語力が低く、フランスと同レベルという結果になった。

EF英語力指標調査(EF EPI)は世界最大の民間教育機関であるイー・エフ・エデュケーション・ファーストにより、世界170万人の成人に対して実施された。

日本のEF EPIスコアは55.14点で、調査が実施された54カ国の中で22位に位置している。 シンガポールより10位下回るが、韓国とほぼ同レベルで、中国や台湾を上回るランクである。しかし、経済協力開発機構(OECD)の加盟国の平均スコアが58.58点という結果から見ると、日本はそれを下回るレベルということになる 。

当レポートをまとめたケート・ベル氏は、「数学と国語は国際的な試験でも優れた結果を残しているにも関わらず、日本人の英語力は他の先進国と比べるとまだまだ劣っている。つまり英語教育に関してはまだ改善が必要なことがわかる。」と述べ、「近年、日本政府は英語教育に非常に力を入れており、多くの人が英語学習に励んでいる。しかし、文法重視で日常生活の中で外国人と接するチャンスが少ないのが現状。また、教師と生徒の立場の違いが会話練習を妨げる要因となり、日本の英語教育の問題に繋がっているのではないか」と指摘した。

一方、地域別や男女別、年齢別でもレベルの差が生じた。東京では、英語を話す観光客やビジネスマンと多く関わる機会があるため、スコアは他の地域を上回り、総じて、関東は関西よりスコアが高い。九州と四国はほぼ同レベルで、北海道はそれを上回っている。男女別では、女性のスコアは男性より少し上回る結果となった。

年齢別スコアを見ると、若年層が一番高く、中、高年の順に徐々に下がっていく傾向が見られた。これは日本の早期英語教育システムが実を結んだことを示している。日本政府は英語圏から教師を雇い、学生達の日常場面においての実践的な英語力をアップさせる事に力を注いできた。

しかし、この結果はいったん学校教育システムから離れると、更なる学習を通して自分の英語のスキルを上げていくことが困難だということを示している。それは英語力が三十代前半から着実に上昇する中国の動向とは対照的である。

EF英語力指標調査(EF EPI)のグローバルレポート及び日本のデータは(www.efjapan.co.jp/epi/)を参照。

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EF Education Firstは、「言語·文化·地理的条件の違いによって起こる壁を崩す」ことをミッションとして、1965年に設立された世界最大級の国際教育機関です。EFでは、これまでに1500万人もの方々の語学習得と留学をサポートしてきました。EFは、語学研修、研修旅行、学位取得、文化交流などの事業に特化した教育機関で、世界最大級のオンライン英会話スクールEnglishtown(www.englishtown.co.jp/)を含む、400以上の学校やオフィスを世界中で運営しています。( www.efjapan.co.jp/) EFは2014年に開催されるソチ冬季オリンピックの公式な語学研修提供機関として英語トレーニングの準備を進めています。EFでは、成人の英語能力を国別に表すという、これまでに見られなかったEPI英語力指標(www.efjapan.co.jp/epi/)を出版しています。

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出所:EF Education First

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ソース  イー・エフ・ エデュケーション・ファースト

ソース: EF Education First
キーワード: 教育