【マドリード2015年4月22日PRN】2015年世界旅行・観光協議会(WTTC)グローバルサミットは4月15-16日にスペインのマドリードで開幕、各国政府機関、観光サービス業者、メディア代表や投資家、業界専門家ら700人以上が参加した。中国海南航空(HNA)グループの陳峰・会長がサミットの基調講演者の1人として登壇した。サミットはHNAグループ傘下のNHホテルグループがプレミアムスポンサーとして後援した。同ホテルグループは欧州で3番目に大きいホテルグループ。
2015年WTTCサミットのテーマは「Overturn and Reshape(全面的な再形成)」。スペイン国王がチェン会長を含むWTTCの主要メンバーを4月17日に開いた夕食会に招待した。中国から招待されたのは陳会長1人だけだった。4月15日、陳峰・会長はスピーチの中で、中国の急速な経済発展は観光部門の急成長を推進していると述べた。2014年国境を超えて中国を出入国した旅客は1億1000万人に達し、5年後には5億人を超えると予測されている。中国指導部が「一帯一路」戦略を打ち出していることを考慮すれば、中国は欧州との間で観光における協力関係を拡大する大きな可能性があるとみている。この変化はイニシアチブをとる革新的なプレーヤーを求めており、中国は欧州と緊密に協力を進め、このチャンスを最大限に活用していく。
今年のサミットのテーマである「Overturn and Reshape」に即して、HNA Tourism Groupはマドリードのサミットで中国のツーリストグループが世界に対して革新的な国際開発モデルをデモした。2007年に発足したHNA Tourismの事業は現在ホテル、航空、観光、金融、IT、インターネットサービスにまで拡大した。Capital Airlines、Deer Jet、Caissa Touristic、Tangla Hotels、NH Hotel Group、HNA Cruises、Transforex Currency Exchangeなど高級ブランドを傘下に置くHNAは中国を拠点にしたツーリストグループでは6位を占めている。
近年、HNA Tourismはグローバリゼーション戦略を開始、一連の国際的な合併・買収を通じてグローバルな競争力の向上を図ってきた。グループはCaissa TourismとスペインNH Hotel Groupの株式買収を完了、国際的な事業展開の体制を整えた。子会社の1つであるCapital Airlinesは中国航空業界のトップブランドになることを目指し、アジアと北米の市場に積極的に展開している。
Caissa Touristicは海外市場に積極的に展開、中国の海外観光市場においてリーディングポジションを確保することを目指して、航空機利用の旅とそれ以外の観光サービス・コンポーネントを一体化した。HNAは世界30カ国近くの170都市に469軒のホテルを保有、NH Hotel GroupとTangla Hotelsの2つのコアブランドで展開している。
Deer Jetは最近「アジアで最優秀のビジネスジェット・チャーター」として表彰されたが、AGUS Platinum RatingのファイブスターとIS-BAO 認証を獲得した。同社は航空機84機を保有している。事業ネットワークは世界の主要な経済領域をカバーしている。HNA Tourismの会社理念は健康で維持可能な発展、革新的ビジネスモデル、国際市場への参入などで、2014年トップ・ワールドトラベル'賞(WTA)を受賞した主要な要因となっている。
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ソース:HNA Tourism