ムンバイ(インド), 2024年10月15日 /PRNewswire/ -- Sudarshan Chemical Industries Limited(スダルシャン・ケミカル・インダストリーズ社、「SCIL」または「同社」)は本日、ドイツを拠点とするHeubach Group(ホイバッハ・グループ)と資産・株式取引を組み合わせた買収で正式契約を締結したと発表しました。
この戦略的買収により、SCILの事業および専門知識とホイバッハの技術力が融合し、世界的な顔料会社が誕生します。
買収後の合併企業は、高品質製品の幅広い顔料ポートフォリオを備え、欧州や南北アメリカを含む主要市場で強力な存在感を発揮することになります。これにより、SCILの製品ポートフォリオが強化され、世界19か所の拠点にまたがる顧客へのアクセスと多様な資産基盤が実現します。合併後の企業は、Rajesh Rathi氏、ならびに質の高い業務遂行能力と技術力を備えた優秀な経営陣によって率いられることになります。
ホイバッハ・グループは200年の歴史を持っており、2022年にClariant(クラリアント)と統合して世界第2位の顔料メーカーとなりました。ホイバッハは、2021年度と2022年度に10億ユーロを超える収益を上げ、特にヨーロッパ、アメリカ、アジア太平洋地域を中心にグローバルな事業を展開しています。同グループは過去2年間、コストの上昇、在庫問題、高金利による財務上の困難に直面していました。SCILによるホイバッハの買収は、明確な事業再建計画によってこうした課題に対処することになります。
SCILのマネージング・ディレクターであるRajesh Rathi氏は、今回の取引について次のようにコメントしています。「主要な世界市場に対応した2つの事業を統合するこの取引を大変うれしく思います。当社は、フランクフルトに戦略的に重要な拠点を置き、この2つの会社を慎重に統合し、真にグローバルな顔料会社を作り上げます。SCILは機敏性と効率性で知られています。私たちは、合併後の会社全体にこの文化を浸透させ、顧客中心主義を徹底し、収益性の高い顔料会社にしていく所存です。」
ホイバッハのBram D'hondt氏は次のように述べています。「SCILと手を組むことで、高品質の製品を顧客に提供してきた200年以上の伝統を取り戻すことを私たちは目指しています。私たちは、顧客中心主義と製品の卓越性を求める精神に基づき、顔料業界の未来をともに形作っていきます。両社の能力が合わされば、さらに良いサービスを顧客に提供できます。次の章に進むためにSCILと協力できることを私たちは楽しみにしています。」
Crawford Bayley(クロフォード・ベイリー)とNoerr(ノア)がスダルシャンの法律顧問、DC Advisory(DCアドバイザリー)が財務顧問を務めます。
この統合の中心にあるのが、アジリティと顧客重視の文化です。この合併による戦略上および財務上のメリットを次に示します。
ホイバッハは、カスタマイズされた製品を含め、専門製品の割合が高い高品質かつ広範な製品ポートフォリオを備えています。同社は、コーティング、プラスチック、インク、自動車、電気、電子機器の分野において、世界中の一流企業で構成された強力な顧客基盤にサービスを提供しています。ホイバッハは世界中に17か所の製造拠点を持ち、地政学およびサプライ・チェーンのあらゆる課題を克服する安定性を実現し、サプライヤーおよび顧客との長期的な関係を確保しています。
今回の買収は、規制当局およびSCIL株主の承認を含む慣例的な条件が満たされることを条件に、3~4か月以内に完了すると見込まれています。
Sudarshan Chemical Industries Ltd.(スダルシャン・ケミカル・インダストリーズ社)について