【ラスベガス2015年1月7日PRN=共同通信JBN】
*MT2601はエネルギー効率を高め、コンポーネント数を減少させることで、大幅なコスト、サイズ、使用時間における恩恵をもたらす
ワイヤレス・コミュニケーションとデジタルマルチメディア・ソリューションの大手ファブレス半導体企業であるメディアテック(MediaTek)は7日、GoogleのAndroid Wearソフトウエアに基づくウエアラブル機器向けシステムオンチップ(SoC)MT2601を発表した。MT2601でAndroid Wearを実現することによって、メディアテックはデバイスメーカーがハードウエアおよびソフトウエアを実装できる総合的なプラットフォーム・ソリューションを提供するとともに、世界中で急増する消費者向けAndroid Wearデバイスが持つ数多くの可能性を開花させる。
MT2601は小さなサイズの中に一連の強力機能をぎっしりと詰め込み、市販されている他のチップセットと比較して41.5%少ないコンポーネント数と低電流消費を誇る。設計上の優位性は、部品表(BoM)コストの低減、プリント基板(PCB)サイズの小型化、バッテリー寿命の長時間化を実現し、これによって長時間使用ができ、かつ手ごろな価格のファッショナブルなウエアラブル機器を生み出すことが可能となる。
MT2601は1.2GHz dual-core ARM Cortex-A7、ARM Mali-400 MP GPUを内蔵し、qHDディスプレー解像度をサポートする。MT2601は、多数の外部センサーやBluetooth用のワイヤレス・コネクティビティーSoCのMT6630とインターフェースがとれる。すべてが480nm平方以下のPCBAフットプリントに収まっている。この小型のPCBサイズは、スポーツやフィットネス、位置追尾、その他さまざまなカテゴリーで使用する多種多様のウエアラブル機器の設計要件を満たす。メディアテックはAndroid Wearを強力にサポートし、MT2601を進化させてAndroid Wearのロードマップと足並みをそろえていく。
メディアテックの新規ビジネス開発担当ゼネラルマネジャーであるJ・C・スウ氏は「MT2601は信じられないほどの小さいダイサイズで、コストおよび電力性能に対して高度に最適化されている。プラットフォーム・ソリューションはAndroid Wearソフトウエアを内蔵したMT2601で構成されており、メーカー革命を巻き起こすとともに、世界中のアプリケーション開発コミュニティーが幅広い革新的アプリケーションとサービスを開発することを促進する」と語った。
MT2601は現在、大量生産されており、Android Wearデバイスに搭載する準備ができている。
▽メディアテック社(MediaTek Inc.)について
メディアテックは、ファブレス半導体企業の先駆者であり、ワイヤレス・コミュニケーションおよびコネクティビティー、HDTV、DVD、ブルーレイ向けSoC業界における市場のリーダーである。モバイル機器向けでは、LTEモデムを搭載した世界で初めて8コアの同時駆動を実現したTrue Octa-core(TM)プラットフォームをリリース。同製品は、CorePilot(TM)技術を搭載し、複数のコアを抱えたプロセッサーの能力をフルに引き出すことが可能となっている。また、MediaTek Labs(TM)を通じてウエアラブル機器向けに世界規模のエコシステムを提供している。同サービスにて、ウエアラブル機器およびアプリケーションの開発、当社提供製品に関連した数々のサービスを提供している。選ばれた人ではなく一般向けのテクノロジーを活用することで、あらゆる人がEveryday Genius(R)になれると確信している。メディアテック(TSE:2454)は台湾に本拠を構え、世界各国に拠点を持っている。詳細はwww.mediatek.com を参照。
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