タトゥ・シティー, ケニア, 2024年5月13日 /PRNewswire/ -- アフリカ有数のアウトソーシング企業CCI Globalは、「タトゥ・シティー(Tatu City)コールセンター」のグランドオープンを発表しました。ナイロビの玄関口にある5000エーカーの経済特区(SEZ)タトゥ・シティー内のこの新しい5階建てビルは、ケニアのBPO業界への5000万米ドルの投資の象徴です。この最新鋭の施設はケニア最大のコールセンターで、短期間に5000人以上の新たな雇用機会を創出することでケニア経済の活性化を約束します。
ケニア大統領ウィリアム・S・ルト(William S. Ruto)博士が臨席し行われたCCIタトゥ・シティー・コールセンターの開所式で、CCIは、タトゥ・シティーに第2CCIビルを建設し、CCIケニアのコールセンターの従業員を1万人に倍増すると表明しました。こうした役職は、コールセンターの電話応対係から管理職まで多岐にわたり、ビジネス・プロセス・アウトソーシングの一大拠点としてのケニアの地位を確固たるものにします。
CCIケニアのRishi Jatania最高経営責任者(CEO)は、同社の当地域へのコミットメントを再確認し、「今回の開所は、ケニアの社会経済発展に貢献しつつ、一流のBPOサービスを提供するという当社の使命において、大きな前進を意味します。当社は当地域の可能性を信じており、アフリカにおけるBPO業務のゴールドスタンダードを打ち立てることにワクワクしています」と語りました。
CCIのタトゥ・シティー・コールセンターの開所式は、世界中の業界リーダー、政策立案者、関係者が一堂に会しタトゥ・シティーで3日間にわたり開催された素晴らしいイベント「Elevate Africa Conference(エレベート・アフリカ会議)」の期間中に行われました。「The Next Chapter of Innovation(イノベーションの次章)」をテーマとするElevate Africa Conferenceは、BPO業界全体の先見的な議論と協力のための極めて重要なプラットフォームとして機能しています。
RendeavourのStephen Jennings創業者兼CEOは「CCIのタトゥ・シティー・コールセンターは、各都市で急成長しているBPO産業の発展に大きく貢献し、今後数年間でケニア人だけで100万人の雇用を創出するでしょう。適切な管理、技術、国際的なアクセス、そしてそれを可能にするエコシステムがあれば、ケニアのBPO労働者は地球規模で活躍できます」と語っています。
CCIの事業拡大の中心にあるのがCCIタトゥ・シティー開発への5000万米ドルの投資で、これは2016年以降のCCI Globalのケニアでの投資1億5000万米ドルの一部となっています。2006年以降、アフリカ全域で20億米ドルを超える投資実績を持つCCIは、大陸規模で経済的後押しを進める熱意を再確認しています。
CCI GlobalのMartin Roe CEOは、以下のように語っています。
「アフリカがコールセンター事業の最重要拠点として注目され、その中でもケニアが傑出した選択肢として浮上していることをうれしく思います。当社がケニア全土への進出を決めたのは、同国のBPO産業の繁栄とその持続的成長能力を心から信じているからです」
「当社がケニアで歩みを続け、同国の経済発展に貢献し、有意義な雇用機会を提供する中で、タトゥ・シティーにもう1つ新たなCCIビルが間もなくできるという重要なマイルストーンを発表できることをうれしく思います」
「この戦略的動きは、既に満室に達した既存事業の大成功を受けたものです。この拡張で、当社のケニアに対する深いコミットメントはさらに強化されます」
CCIは、この変革の旅に乗り出す一方、ナイロビやそれ以外の地域の失業対策や社会経済的進歩の推進という使命は堅持しています。CareerBox Africaのような組織と戦略的パートナーシップを組むことで、デジタルスキルの研修プログラム提供を可能にし、失業中の若者、特に若い女性に力を与え、BPO産業で働けるようスキルアップを図っています。
建物の持続可能性 - ケニア最大のコールセンターは96%再生可能エネルギーで運営
ENEO開発の一環としてGateway Real Estate Africa(GREA)が開発した、ケニアの新しい5階建てのタトゥ・シティー・コールセンターは、ほぼ96%再生可能エネルギーのみで運営され、ソーラーパネルの設置、自然換気通路、自己遮光壁により、コールセンターのエネルギー生産と消費に伴う二酸化炭素排出をほぼ完全に低減します。この新施設は、African Property Awardsで2つの賞を受賞したほか、環境責任に対しEDGE Green BuildingとSustainability Excellence Associate(SEA)の認証も得ています。
Eneo at Tatu Centralの開発企業GREAのGreg Pearson CEO兼共同創業者は「Eneo at Tatu Centralは、最先端の快適設備とグリーン設計の原則、コミュニティーの関与を組み合わせ、持続可能でダイナミック、かつ活気あるコミュニティー・ハブをつくり出している、BPO施設の最高峰です」と語っています。
ケニアにおける女性のエンパワーメント
CCIタトゥ・シティーの建設は、社会開発に重点を置き、恵まれない若い女性に認定建設技術を身に着けさせ、ケニアの都市開発プロジェクトで安定した雇用を提供している、ケニアの非営利社会的企業Buildherの女性建設チームに参加してもらいました。CCIタトゥ・シティーの建設・内装工事期間中、30人の女性グループが現場で働き、アフリカの建築環境における女性の新たなベンチマークを打ち立てました。
Buildherプロジェクトは、ケニアの女性に金銭的成功をもたらし、男性の意識を変え、アフリカの建設業界における男女平等を促すことを目指しています。Buildherプロジェクトは、CCIタトゥ・シティーの開発企業Gateway Real Estate Africaによって運営されています。
▽CCI Globalについて
ケニア、エジプト、南アフリカ、エチオピア、ガーナ、ルワンダにコールセンターを置くCCIにとって、タトゥ・シティーは17番目の国際コンタクトセンターとなります。
CCI Globalは、北米、英国、欧州、オーストラリア、ニュージーランドの著名企業にサービスを提供しており、主にカスタマーサービス部門を中心に、アフリカにビジネスプロセスをアウトソーシングしています。同社は1万5000人以上のスタッフを擁し、通信、メディア、モバイル技術、金融サービス、ホスピタリティー、ヘルスケアなど80を超える企業にサービスを提供しています。
インパクトソーシングに重点を置く企業として、CCIは主に英語圏の大企業と協力し、国際的役職をアフリカにもたらし、高失業率に苦しむアフリカ地域での雇用創出とデジタルスキル開発を支援しています。
▽タトゥ・シティーについて
タトゥ・シティー(Tatu City)は、ナイロビの玄関口にある5000エーカーの新都市で、25万人以上の居住者と数万人の日帰り訪問者向けの住宅、学校、企業、ショッピング街、診療所、自然エリア、レクリエーション施設があります。タトゥ・シティーの学校は毎日何千人もの生徒を教育し、あらゆる所得層向けのさまざまな住宅があり、78以上の企業が同国初の経済特区内で成果を上げています。ウエストランドから30分の場所に位置するタトゥ・シティーは、交通渋滞や長距離通勤のない生活、仕事、遊び環境下で、全てのケニア人の新しい生活様式と考え方を象徴しています。
CCI Global、ハイネケン、ケルヒャー、Dormans、Copia、Cooper K-Brands、Grit Real Estate Income Group、Twiga Foods、Freight Forwarders Solutions、ADvTECH、Friendship Group、Davis & Shirtliffなど、78以上の地元企業、地域企業、グローバル企業が、タトゥ・シティーの企業に優しい立地で操業中または開発中です。タトゥ・シティーSEZのビジネス・メリットには、付加価値税率ゼロ、輸入税および印紙税の免除、最初の10年間は法人税10%などがあります。
タトゥ・シティーは、アフリカ最大の新都市建設業者Rendeavourが開発している、ガーナ、ナイジェリア、ケニア、ザンビア、コンゴ民主共和国にまたがる3万エーカーの、成長軌道に乗っている先見的プロジェクトです。
Rendeavourの詳細については、https://www.rendeavour.com/ をご覧ください。
Photo - https://mma.prnasia.com/media2/2409717/CCI_Tatu_Call_Centre.jpg?p=medium600