マドリード, 2024年4月16日 /PRNewswire/ -- 合成データソリューションのリーディングプロバイダーであるAnyverseは、ソニーセミコンダクタソリューションズ(以下「ソニー」)のイメージセンサーモデルをAnyverseの合成データプラットフォームに統合するソニーとの技術協業をここに 発表します。この協業は、先進運転支援システム(ADAS)や自律走行、その他の自律走行技術の開発を推進する上で重要なマイルストーンとなります。
ソニーのイメージセンサーモデルをAnyverseのプラットフォームに統合することで、知覚システムの設計と検証サイクルに革命をもたらし、開発者は実装前にセンサー構成を評価し、モデル性能を向上させることができます。Anyverseのハイパースペクトルレンダリング技術を活用した協業は、ソニーのイメージセンサーモデルによって強化された高精度の合成データと物理ベースのセンサーシミュレーションの生成を保証します。
AnyverseのVictor Gonzalez最高経営責任者(CEO)は「ソニーセミコンダクタソリューションズとの協業は、データセット作成における最も重要な課題の1つであるパーセプション・ドメイン・ギャップへの対応において、大きな飛躍を意味します。高忠実度データと物理センサーシミュレーションの組み合わせによってこのギャップを埋めることで、私たちは 実世界のさまざまなシナリオを効果的に処理できるディープラーニングモデルを作成に携わる開発者 に力を与えます」と述べました。
パーセプション・ドメイン・ギャップとは、データ取得に利用されるセンサー特性と生産システムに導入されるセンサー 特性の差異を指します。この差異はディープラーニングモデルのパフォーマンスに大きな影響を与え、データを正確に解釈する能力を妨げとなります。そこで、ソニーのイメージセンサーモデルによって強化されたAnyverseのプラットフォームにより、開発者はこの課題を軽減し、新しいデータを生産システムにシームレスに統合することができます。
この協業により、業界は実世界のデータ収集への依存を減ら すことができ、市場 進出までのタイムラインを合理化し、物理テストに関連するコストを最小限に抑えることができます。開発者は、テスト目的のために多数の車両/デバイスにセンサーを配置する必要がなくなります。代わりに、Anyverseのプラットフォームを通じて高品質のデータとセンサーモデルにアクセスすることができ、システムの評価プロセス の迅速化 や、知覚モデルのカバレッジ 拡大 が可能となります。
ソニーセミコンダクタソリューションズ車載事業部のTomoki Seitaゼネラルマネジャーは「Anyverseとソニーセミコンダクタソリューションズとの協業は、ADAS知覚システム開発者に車載グレードのエンドツーエンドのスペクトル・シミュレーション・パイプラインを提供します。ソニーでは、車載グレードの忠実度を実現するためにカメラシステムに使用されるイメージセンサーの内部アーキテクチャーに基づいたイメージセンサーモデルを用意しました」と述べました。
この技術協業を通じて、Anyverseとソニーは、自律システムのイノベーションを推進し、高度な知覚の未来を形作るというコミットメントを再確認します。詳細な情報はhttps://anyverse.ai/ および https://www.sony-semicon.com/en/ をご覧ください。
▽Anyverseについて
Anyverse SL.(旧Next Limit)は、マドリードを拠点とするスペインのディープテック企業で、25年にわたる最先端技術開発の経験を生かし、常に革新的なシミュレーション・ソリューションの最前線にいるオスカー受賞企業です。
現在、Anyverseは合成データソリューションのリーディングプロバイダーとして、AIモデルのトレーニングや検証のための極めて本物に近いデータセットを生成する先進的なツールや技術を提供しています。Anyverseは世界中の優良企業と協業し、自動車内モニタリング、ADAS、自律走行、セキュリティー、国防、検査など、さまざまな業界でイノベーションを加速する独自のデータソリューションを提供しています。
▽問い合わせ先
Carlos Luque
Marketing Manager
carlos.luque@anyverse.ai
www.anyverse.ai
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