新マテリアル ASA熱可塑性プラスチックを発売
~更にトリプルジェッティング技術とFDM 3Dプリント材料の耐候性とモデル品質を向上~
3DプリンタメーカーのStratasys Ltd.(NASDAQ:SSYS、以下ストラタシス)の日本法人、株式会社ストラタシス・ジャパン(以下、ストラタシス・ジャパン)(http://www.stratasys.co.jp/ )は、独自のトリプルジェッティング技術を搭載するObjet500 Connex1 ( http://www.stratasys.co.jp/3d-printers/production-series/objet500-connex1 ) および Objet500 Connex2 ( http://www.stratasys.co.jp/3d-printers/production-series/objet500-connex2 )マルチマテリアル3Dプリンタと、FDMテクノロジーに基づく3Dプリンタのための新しい熱可塑性プラスチックの素材オプションとなる、ASA(アクリロニトリル・スチレン・アクリレート)の発売を発表しました。
Stratasysのトリプルジェッティング技術では、ユーザーが1回のプリントで、最大で3つの異なる素材をつかってモデルを造形したり、複数のマテリアルを混合して高強度のデジタルABSなどの新たなデジタルマテリアルを形成したりすることが可能です。
Objet500 Connex1とObjet500 Connex2は、本年1月に発表されたObjet500 Connex3 カラーマルチマテリアル3Dプリンタ(http://www.stratasys.com/3d-printers/design-series/precision/objet500-connex3 )のラインナップに新たに追加され、設計者とメーカーに、広範なマテリアルオプション、機能性、および製品リアリズム能力のための優れた汎用性を提供します。
Objet500 Connex1
Objet500 Connex1マルチマテリアル3Dプリンタは、大型のビルドエンベロープを備え、1回のプリントで3つの異なる素材からモデルを造形することができます。これにより、ユーザーは、3つの異なる素材から形成されたコンポーネントでアセンブリを作成したり、ゴムライク材料(Tango)と硬質材料(Vero)などの異なる物性を兼ね備えるコンポーネントを造形したりすることもできます。 3Dプリンタは、最大490mm x 390mm x 200mmのモデル、またはミックストレイにより複数の小型モデルをシングルジョブで造形することも可能です。また、大型のマテリアルキャビネットには8つのカートリッジが含まれ、以前のモデルよりも長時間の無人運転に対応、材料交換にかかる時間も軽減します。 また、ホットスワップ(3Dプリンタの稼働中のモデル材とサポート材のリロード)機能により、継続的な造形が可能になります。マルチマテリアル3Dプリントにより、従来の単一素材の3Dプリンタでは達成できないものや、複数のプリントジョブからの手作業の組立が必要となるものが、単一の自動化されたビルドにより達成されます。
Objet500 Connex2
Objet500 Connex2マルチマテリアル3Dプリンタにより、ユーザーは、単一のモデル上で透明性、耐久性、および柔軟性を組み合わせて再現することができます。Objet500 Connex2は、Objet500 Connex1のすべての機能に加えて、2種類のベースマテリアルを組み合わせることで、新たに「デジタルマテリアル」を生み出す能力を備えています。たとえば、デジタルABSは、Stratasys PolyJetプロセスで利用できる最も耐久性のある素材で、短時間の射出成形のための金型のコアとキャビティを製造するために使用されることがよくあります。Connex2のユーザーは、100種類以上のマテリアルオプションにより、硬質または透明なコンポーネントにより同じ部品でさまざまなショアA硬度を再現したり、デジタルABSとTangoを組み合わせることで強力なオーバーモールドハンドルやグリップ用に活用したりすることができます。Objet500 Connex2は、その汎用性により、治具や固定具などのカスタム製造ツールを作成するのにも最適です。
「今年前半のObjet500 Connex3の発売の後、当社は、ツーリングや成形などのプロトタイピングおよび製造におけるさまざまな用途に対応できる、マルチマテリアルの3Dプリンタへの需要を確認しました。」Stratasysのシニアプロダクトマーケティング・マネージャーのRon Ellenbogenは述べています。「当社は、トリプルジェッティング技術の成功に基づき、3Dプリントのコストパフォーマンスの新基準を設定するであろう2つの3Dプロダクションシステムにより、Objet500 Connexシリーズ製品をさらに拡大することができました。」
ASA
ASAは、プロトタイプ、製造ツール、およびエンドユースパーツの製造に使用される多用途素材です。 自動車、電子機器、コンシューマグッズ、スポーツ用品、建設などの各業界のメーカーは、ASA材料を活用することで、同材料のもつ耐候性、強度、耐久性の恩恵を得ることができます。 ASAは、治具や固定具、電気ボックス、レクリエーション用車両部品、アウトドア用品などの用途に最適です。
Fortus 360mc、400mc、および900mc 3Dプロダクションシステムで比較した場合、ASA熱可塑性プラスチックはABSの機能を上回り、さらに耐候性が高いため、パーツの色あせを防ぎ、長期間の直射日光にも耐えることができます。 更に、ASAは卓抜した表面仕上げを提供し、現在利用可能なFDM素材のうち最も美しいサーフェイスを実現します。 ABSと比較しても、プリントで表現したテキストなどのディティールやその他の機能は、ASAのもつマット仕上げにより大幅に改善されています。
「3Dプリンティングがより一般的な製造プロセスになり、造形されたパーツがさまざまな環境下で、より長期間使用されるようになるにつれて、耐候性は不可欠な特性になります。」Stratasys プロダクトマネージャー Brendan Dillonは説明します。 「一度ASAを使用したら、ABSにはもう戻れないかもしれません。」
ASAはとても使いやすい「グリーンフラグ」の素材であり、Stratasys Insightソフトウェアのユーザーは、ワンクリックのデフォルト設定を使ってパーツを製造することができます。 ASAのカラーラインナップにはブラックとアイボリーがあり、既存のStratasys SR-30サポート材に対応しています。 より高い素材特性を提供しながら、価格は現ABSと同等です。
Objet500 Connex1/Objet500 Connex2、およびASAのもつメリットと購入方法については、最寄のStratasys販売店へお問い合わせください。 画像、カタログ、およびマテリアルデータシートを含むObjet500 Connex1、Objet500 Connex2、ASAに関する追加情報は、Stratasysウェブサイトのニュースルーム(http://www.stratasys.com/corporate/newsroom )をご覧ください。
ストラタシス・ジャパンについて
ストラタシス・ジャパンは、米国ミネソタ州ミネアポリスとイスラエルのレホボトに本社を置く、3Dプリンティングおよびアディティブ・マニュファクチャリング・ソリューションを提供する世界的なリーディングカンパニー、Stratasys Ltd. (Nasdaq: SSYS)の子会社です。 Stratasysの特許取得済みのFDM(R)およびPolyJet(TM)3Dプリンティング・テクノロジーは、3D CADファイルなどの3Dコンテンツからプロトタイプや製品をダイレクトに生産します。 システムには、アイデア開発向けの手頃な価格のデスクトップ3Dプリンタ、プロトタイプ作成やDDM(ダイレクト・デジタル・マニュファクチャリング)向けのシステムが含まれています。 Stratasysの子会社には、MakerBotやSolidscape、デジタル・マニュファクチャリング・サービスを提供するRedEye、Harvest TechnologiesおよびSolid Conceptがあります。 Stratasysは世界中に2,500人以上の従業員と600件以上の取得済みまたは申請中の製造特許を有しており、その技術とリーダーシップについて25を超える賞に輝いています。
ストラタシスについて、詳しくはhttp://www.stratasys.co.jp/ またはhttp://blog.stratasys.com をご覧ください。
Fortus 360mc、Fortus 400mc、およびFortus 900mcは商標であり、Stratasys、Fortus、およびFDMは、Stratasys Ltdおよび/またはその子会社または関連会社の登録商標です。
将来予想に関する記述についての注意事項
消費者が Objet500 Connex1 / Objet500 Connex2 および ASA(アクリロニトリルスチレンアクリレート)素材で体験する機能、品質、および利点に関する、Stratasysの信念に関連する、このプレスリリースにおける記述は、経営幹部の現在の期待と信念を反映した将来予想に関する記述です。これらの将来予想に関する記述は、その性質上、迅速かつ不意な変更を受ける可能性のある現在の情報に基いています。Stratasysのビジネスに関連付けられるリスクや不確実さにより、実際の結果は、これらの将来予想に関する記述により予想または暗示される結果から大幅に異なる可能性があります。これらのリスクと不確実さには以下が含まれますが、これらに限りません。Stratasysが考える Objet500 Connex1 / Objet500 Connex2 および ASA(アクリロニトリルスチレンアクリレート)の利点を消費者が利点と見なさないリスク、および2014月3月3日に証券取引委員会(SEC)に提出されたStratasysの最近のフォーム20-Fに関する年次報告書で「リスク要因」のキャプションの下に定められたその他のリスク要因があります。Stratasysは、SECの規則および規制に別段の定めがある場合を除き、新情報、将来のイベント、またはその他の結果如何を問わず、将来予想に関する声明を更新または変更する義務を負いません(またいかなる義務も明示的に放棄します)。
<報道関係者からのお問い合わせ先>
株式会社ストラタシス・ジャパン
担当: マーケティングマネージャ 吉澤 文
Tel: 03-5542-0042
E-mail: Aya.Yoshizawa@stratasys.com
(日本語リリース:クライアント提供)
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