水素燃料補給ソリューションの世界的リーダー、FirstElement Fuelが、最新の大容量小売ステーションをオープン。オークランド港近くの多用途大型トラック用ステーションの試運転を開始するとともに、カリフォルニア州レッドウッドシティーで新たなステーションの建設に着手しました。
【アーバイン(米カリフォルニア州)2023年10月20日PR Newswire=共同通信JBN】FirstElement Fuel Inc.(ファーストエレメントフューエル)(「FEF」または「同社」)は19日、カリフォルニア州オークランドに大容量小売水素ステーションを正式オープンし、完全公開型のTrue Zero小売水素ネットワークの設置場所が41に拡大したと発表しました。FEFの独自設計を採用したこの新しい水素ステーションは、1日当たり1600キログラム(1日当たり450台の水素自動車への燃料補給に相当)のH70標準補給を同時に行えるディスペンサーを4基備えた、世界最高性能の小売水素ステーションです。オークランド・ステーションは、FEFが設置・運営する9番目の高出力ステーションとなりました。
FEFは、カリフォルニア州エネルギー委員会(California Energy Commission、CEC)の助成金を一部受け、不利な立場にある地域社会(DAC)で水素ステーションを開発、許可、オープンするため多くの課題を克服しました。多様なコミュニティーで水素燃料補給ステーションへの投資を促し、あらゆる経済的背景を持つ人々が水素燃料を補給できるようにすることは、FEFとCECの双方にとって重要な目標です。
FEFは、オークランド港近くの多用途大型トラック用水素ステーション(「オークランド多用途ステーション」)の試運転も開始、カリフォルニア州レッドウッドシティーでも新たな小売水素ステーションの建設に着手しています。
FEFのJoel Ewanick創業者兼最高経営責任者(CEO)は「世界は今日、多くの課題に直面していますが、私たちは水素燃料補給へのアクセスを加速させるという使命の達成に向け、集中し粛々と取り組んでいます」「それは、水素燃料輸送が、最終的には世界が直面する唯一最大の課題である地球温暖化対策に極めて大きな役割を果たすからです」と話しています。
オークランド多用途ステーションもFEFの独自設計を採用しており、稼働すれば、大型、中型、小型の水素駆動車両に対応できる世界最大の大型トラック用水素燃料補給ステーションになります。同ステーションは官民パートナーシップの一環で、Hyundai Motor Companyが燃料電池トラック、XCIENT(エクシアント)を30台提供する予定で、これは米国でのクラス8の水素駆動車両としては最大規模の配備となります。NorCAL ZEROと名付けられた同プロジェクトは、カリフォルニア州エネルギー委員会とCalifornia Air Resources Board (カリフォルニア州大気資源局、CARB)が共同で資金提供し、Center for Transportation and the Environment (米交通環境センター、CTE)が管理しています。FEFが設計した完成間近の同ステーションは、1日当たり1万8000キログラム(1日に大型トラック200台と小型車両400台の燃料補給に十分な量)の水素燃料補給が可能で、10分以内にトラックに80キログラムの水素燃料を補給できる高速充填コンポーネントとプロトコルを導入した世界初のステーションとなるよう、独自のアーキテクチャが採用されています。
FEFが着工した最新の小売ステーションはカリフォルニア州レッドウッドシティーにあり、一部がカリフォルニア州エネルギー委員会の助成金で賄われています。レッドウッドシティー・ステーションは、4つのディスペンサーを備えた新たな燃料補給場所としてカリフォルニアの水素燃料補給ネットワークに加わり、FEFの42番目の水素ステーションとなります。
▽FirstElement Fuel Inc.について
FirstElement Fuel Inc.(ファーストエレメントフューエル)(「FEF」または「同社」)は、2013年にカリフォルニア州を拠点として設立された、水素駆動車両の顧客に安全で信頼性の高い水素小売サービスを提供する会社です。同社は水素燃料補給ステーション・ソリューションの世界的リーダーで、カリフォルニア州アーバイン、サンタアナ、リバモアに施設があります。FEFは、カリフォルニア州全域に41の小型トラック用小売り水素ステーションを保有、カリフォルニア州オークランドにある世界初の高流量水素燃料補給ステーションを皮切りに、California Air Resources Boardおよびカリフォルニア州エネルギー委員会との共同プロジェクトの一環として、水素を燃料とする大型トラック用の水素ステーション・ネットワークづくりを進めています。FEFは創業以来10年にわたり、同社に資金提供してきたカリフォルニア州エネルギー委員会、South Coast Air Quality Management District(サウスコースト大気質管理区)、Bay Area Air Quality Management District(ベイエリア大気質管理区)、Sacramento Municipal Air Quality Management District (サクラメント市大気質管理区)などの公共機関と連携してきました。また、三井物産、エア・ウォーター、本田技研工業、トヨタ自動車、MUFG、日本国際協力銀行、日機装、エア・リキードといった民間企業ともパートナーシップを結んでおり、これらの企業はいずれもゼロ・エミッション輸送の未来像を追求するFEFに資金を提供しています。
FirstElement Fuel Inc.に関する詳しい情報は、FirstElementFuel.com をご覧ください。
True Zeroネットワークに関する詳しい情報は、truezero.com をご覧ください。
写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2252527/sunnyvale_toy_no_pump_HERO.jpg?p=medium600
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