【香港2023年10月4日PR Newswire=共同通信JBN】マニュライフ(Manulife)とKivaは4日、カンボジア、インドネシア、フィリピン、ベトナムを中心に世界中の零細起業家や十分なサービスを受けられない地域社会に、3年間で100万米ドルの投資を通じて資金援助を提供するパートナーシップを発表しました。この取り組みを通じて、Kivaはアジアと世界中の新興市場全体で小規模融資を提供する起業家の数を増やせるようになります。
現在の金融システムの欠陥により、世界中で14億人を超える人々が自分自身と家族のためにより良い未来を築くことができません。マニュライフとKivaの提携はこうした欠陥を埋める独自の立場にあり、次の2つの主要な取り組みを通じて、小企業経営者や疎外された人々が金融ソリューションを利用しやすくすることに重点を置きます:
*Kivaがカンボジア、インドネシア、フィリピン、ベトナムの融資パートナーを拡大し、意欲的な零細起業家への融資能力を高める資金力を提供するため、アジアに焦点を当てた融資能力の拡大。
*アジアと世界中の零細起業家への資金融資。企業マッチファンドやKiva融資を奨励することで、小企業経営者に柔軟な資金を展開する効果的なソリューションです。
パートナーシップの一環として、Manulife Match Fundを活用し、Kivaのクラウドファンディング・プラットフォーム上で零細起業家や十分なサービスを受けられない地域社会に資金を提供することによって、資金を迅速に分配する簡単な方法となり、従来の金融サービスにアクセスできない個人や地域社会に機会が開かれます。融資が返済されると、資金はマニュライフのMatch Fundに戻り、新たな零細起業家に分配されます。KivaとManulife Match Fundは回転資金として利用可能な総資金を増やし、起業家への融資スピードを加速するという重要な役割を果たせます。
この提携により、Kivaは無駄のないデータ調査を実施し、借り手の成果に関する貴重な識見を公開できるようになり、金融包摂の知識ベースをさらに強化し、融資パートナーが顧客にとって最も有益な結果をもたらせるようKivaは支援し続けることが保証されます。
マニュライフのこの最近の取り組みは、すべての人にとってより平等な競争の場を作り出す包摂的な経済機会の推進を目的とするマニュライフのImpact Agendaの主要重点分野の1つに沿っています。Kivaとの提携を通じて、マニュライフは過小評価されているグループの上向きの流動性を加速し、金融ソリューションをもっと利用しやすくすることに役立ちます。
マニュライフのSarah Chapmanグローバル最高持続可能性責任者は、「私たちはKivaとのパートナーシップを誇りに思っています。これにより、起業家は繁栄する企業の構築と地域社会の変革に必要な資金を利用できるようになります。この取り組みは、アジアの主要な新興市場で十分なサービスを受けられない個人や地域社会に手を差し伸べるのに役立つブレンドファイナンスの力を明確にしています。このパートナーシップが展開するにつれて、地域全体で刺激的な地域活性化活動を通じて、顧客、代理店、同僚とすべての利害関係者との関わりを深めていくことを期待しています」と述べました。
この提携は今後3年間で3段階に分けて開始され、マニュライフの顧客、従業員、代理店、Kivaの金融業ネットワークの共感を呼ぶさまざまな市場、分野、目標を対象とした地域活性化活動が実施されます。地域活性化の詳細は、個別の市場での展開に合わせて今後数か月内に発表されます。
KivaのVishal Ghotge最高経営責任者(CEO)は「Kivaは、すべての人々が生活を向上させる力を持てる経済的に包摂的な世界を創造するという私たちの取り組みを拡大するために、マニュライフと提携することに興奮しています。Kivaのモデルは個人に主体性を与え、変化をもたらしたいマニュライフのようなパートナーにとっても、生活を改善するために金融アクセスを必要とする起業家にとっても、最小の一歩で社会全体に変化をもたらします。もっと公正な経済的未来を目指す共通のビジョンの追求でマニュライフと手を結ぶことは光栄です」とコメントしました。
Kivaはクラウドファンディングの先駆者として2005年に設立され、個人の貸し手を世界中の起業家や地域社会と結び付けました。200万人を超える人々が、90カ国以上の470万人の借り手の現実の夢と現実の機会に、20億ドルを投資してきました。マニュライフはKivaを通じて、LuatさんやSitiさんを含むアジアの起業家や借り手が機会の創出や拡大を目指す融資に資金提供しました。
▽ケーススタディー1:ベトナム農村部の少数民族地域社会の女性支援(注1)
Luatさんは、ベトナムの人里離れた農村地帯ゴックラック地区に住む少数民族の54歳の女性です。その家族は生計を農業に大きく依存しています。彼らは米を栽培し、木材生産のための工芸作物を栽培し、家禽や豚を飼育しています。彼女と夫は家族を養い、へき地ゆえの貧しい生活状態、資源や必需品、医療、農地投資などへの困難なアクセスといった問題を克服する責任を負っています。
農業の持続可能性の潜在性を認識した彼女は、肥料を購入し、将来の木材販売のため工芸作物に追加の労働力を雇用するため、Kivaの融資パートナーであるThanh Hoa Microfinance Institutionから合計2125米ドルの2回目の融資を受ける勇気ある決断をしました。Luatさんは農場に投資することで一家の収穫量を増やし、より安定した収入を得ることができます。
▽ケーススタディー2:インドネシアでの生活必需品の販売拡大(注2)
Sitiさんは夫、3人の子供とともにインドネシアに住む42歳の女性です。Sitiさんは10年以上、水を販売する小口の商売をしており、収入は事業拡大への追加仕入れがかろうじて可能な程度です。
家族の生活条件を改善し、子供たちと地域社会に健康的な生活をもたらすことを願って、SitiさんはKivaの融資パートナーであるBenteng Mikro Indonesia(BMI)から675米ドルの融資を受け、より多くの水を購入して事業を拡大しました。そうすることで、この融資は企業活動を刺激し、十分なサービスを受けられない地域社会に必需品を提供することで、Sitiさんの家族とその地域社会の生活水準を向上させるのに役立ちます。
マニュライフとKivaの提携の詳細は次を参照:www.kiva.org/manulifematchfund
_____________________________________
(注1)ケーススタディー1の詳細は次のKivaウェブサイトを参照:https://www.kiva.org/lend/2625553
(注2)ケーススタディー2の詳細は次のKivaウェブサイトを参照:https://www.kiva.org/lend/2641943
▽マニュライフについて
マニュライフ・ファイナンシャル・コーポレーション(Manulife Financial Corporation)は、人々が意思決定を容易に下して生活を良くすることに役立つ国際的な大手金融サービス事業者です。カナダのトロントにグローバル本社を構え、カナダ、アジア、欧州ではマニュライフとして、米国では主にジョン・ハンコック(John Hancock)として、金融アドバイスと保険を提供しています。マニュライフは世界的な財産・資産運用部門であるマニュライフ・インベストメント・マネジメント(Manulife Investment Management)を通じ、世界中の個人、機関、および退職給付制度加入者にサービスを提供しています。2022年末時点で、4万人超の職員、11万6000超の代理店、数千の販売パートナーを擁し、3400万人を上回る顧客にサービスを提供しています。トロント、ニューヨーク、フィリピンの証券取引所では「MFC」として、香港市場では「945」として株式取引が行われています。
すべての商品提供がすべての法域で利用できるわけではありません。詳細は次を参照:manulife.com.
▽Kivaについて
Kivaは、金融アクセスを拡大し、十分なサービスを受けられない地域社会の繁栄を支援することを使命として2005年に設立された世界的な非営利組織です。Kivaは、世界中の個人が支援するクラウドファンディング融資を通じて借り手に資金アクセスを提供します。 Kivaは企業や組織と提携して、一度に1件ずつ融資を行うことで、世界中の地域社会にさらに大きな影響を与えます。Kivaを使用すると、すべての人々が生活を改善する力を持つ経済的に包摂的な世界を創造できます。200万人を超える人々が、90カ国以上の500万人の借り手の現実の夢と現実の機会に、20億ドルを投資してきました。
▽メディア問い合わせ先 : Carl Wong, +852 2510 3180, carl_kk_wong@manulifeam.com