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◎Maxwell Technologiesがエネルギー、出力、耐久性の新基準を設定

Maxwell Technologies, Inc.
2014-06-16 18:58 1655

【サンディエゴ(米カリフォルニア州)2014年6月16日】

*市場をリードする同社の大型ウルトラキャパシタ・セル・ファミリーに新製品を追加

*DuraBlue(商標)先進的な耐衝撃・振動技術を組み込んだ最新の2.85Volt、3400Faradセルは輸送アプリケーションの信頼性を大幅に向上

ウルトラキャパシタをベースにしたエネルギー蓄積と電力供給ソリューションの大手開発・製造企業である米カリフォルニア州サンディエゴのMaxwell Technologies, Inc.(http://www.maxwell.com/)(NASDAQ: MXWL)は、同社K2シリーズのウルトラキャパシタ・セルの新製品を発表した。最新の2.85V、3400Fのウルトラキャパシタ・セルは、業界標準の60ミリ円筒形「K2」フォームファクターで利用可能な出力密度と蓄電エネルギーを増大するとともに、ウルトラキャパシタの信頼性および性能を向上させる最新のイノベーションであるDuraBlue 耐衝撃・振動技術を取り入れている。DuraBlue技術は輸送アプリケーションに必要な最も厳しい環境要件でテストを行い、ウルトラキャパシタをベースにした競合製品と比較すると耐振性は約300%、衝撃耐性は400%それぞれ向上した。

ジェームズ・ハインズ氏(Gartner社、リサーチディレクター)は「石油関連燃料の消費は高コストであり環境に悪影響を及ぼすことから、代替燃料と高効率な自動車パワートレインの開発を後押ししている。システムでは電気エネルギー源を必要とするため、これらのアプリケーションではエネルギー蓄積のためにバッテリーが広く利用されてきた。しかしながら、バッテリーは長期間にわたった比較的大容量のエネルギーを蓄積できるものの、負荷に高出力を供給する能力には限界がある。その点、ウルトラキャパシタは電気エネルギーを高出力レベルで放出することが可能で、高効率な充電に対応でき、高出力アプリケーションにおいてバッテリーを補完する理想的な製品となる」と語った。

Maxwellのフランツ・フィンク最高経営責任者(CEO)は「幅広い人気がある当社K2シリーズのウルトラキャパシタ・セルにこの新製品を加えることによって、Maxwellは一貫して顧客中心のイノベーションを継続していくというコミットメントを明確にするとともに、比類のない信頼性と価値を備える優れた性能を提供していく。当社の最新DuraBlue 耐衝撃・振動技術が、特許を保有するMaxwell独自のドライ電極フォーメーション及び製造プロセスによる堅ろうなセル構造デザインと一体化することで、世界で増加する大電力消費の輸送アプリケーション市場に必要な最も厳しい耐衝撃・振動要件を十分に満足することができる(http://www.maxwell.com/products/ultracapacitors/industries/transportation)」と語った。

Maxwellのウルトラキャパシタ製品は、バッテリーと異なり電場としてエネルギーを蓄積するが、それはコンデンサの電場よりも大きい。これは、ウルトラキャパシタはコンデンサよりも大きなエネルギー蓄積容量があることを意味する。この静電エネルギー蓄積メカニズムによって、ウルトラキャパシタは数分の1秒という短い時間での充放電、広範な温度範囲(―40℃~+65℃)での正常な機能、数十万回を超える充放電サイクルでの確実な機能、振動・振動への耐性などを備えている。Maxwellは、1Fから3400Fまでの静電容量のウルトラキャパシタ・セル、16Vから160Vまでのマルチセル・モジュールを提供しており、これらは、自動車や産業向けから消費家電製品、輸送までのさまざまなアプリケーションで、単独ないしはバッテリーと組み合わせて使用され、その高出力特性が実証されている。

詳細は当社ウェブサイトwww.maxwell.comを参照下さい。

ソース: Maxwell Technologies, Inc.
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