【シカゴ2023年9月13日PR Newswire=共同通信JBN】Builders Vision の直接投資部門であるS2G Ventures(「S2G」)は12日、新たな報告書「The Missing Middle: Capital Imbalances in the Energy Transition(見逃された中間層:エネルギー転換における資金不均衡)」を発表しました。報告書はクリーンエネルギー投資に向けた現在のプライベートキャピタルマーケットの状況を分析し、エネルギー転換を適切に支えるための目的にかなったシステムの構築に求められている必須の変化を強調しています。
脱炭素化を有意義に進めるには、今後10年間、エネルギー転換に焦点を当てた資金展開を大幅に加速させていく必要があります。分析者らは、必要とされる累積投資額はほぼ200兆ドルに上ると推定しており、これは今後30年間、6兆5000億ドル超の年間投資を意味しています。これは2022年の米国連邦予算総額(6兆3000億ドル)に相当する規模です。
過去10年間、クリーン電力をはじめとする一部の分野で、期待のもてる進歩がみられました。しかし、発電以外の分野への投資は、脱炭素化の進展の必要性が今の最も差し迫った明確な分野であるにもかかわらず、大幅に限定されています。
報告書の共著者でS2G VenturesのマネジングディレクターFrancis O'Sullivan博士は「過去数年間、全体として巨額の資金がエネルギー転換に焦点を当てたプライベートマーケットに流入していますが、こうした資金は転換のニーズに必ずしも沿っていない投資委託資金の中に隔離されています」「一部の極めて重要な点で、エネルギー転換は今日、利用できる資金の大幅な不足に直面しているのが現実で、このことは排出削減が困難な分野向けのソリューションを開発している成長段階の企業を支援する場合に顕著です」と述べました。
エネルギー転換を果たすことは、世代にわたる投資課題であり、今日の市場構造の制約に対処するための行動が不可欠です。これには大幅な投資家教育、資金が運用者や資産クラスに割り振られてきた長年の方式による慣行の変革、エネルギー転換を支える政策設計の変化などが必要です。S2Gは対応策を抱いてテーブルに着き、必要とされる変革を推進するために他の人々を引き入れる決意です。
報告書の主要な調査結果:
報告書の全文はここからダウンロードをしてください。
▽S2G Venturesについて:
Builders Vision の直接投資部門であるS2G Venturesは、食料、農業、海洋、クリーンエネルギーマーケットにおいて、世界で最も大きな課題のソリューションに取り組んでいる起業家と連携しています。同社は建設的な社会的、環境上、および経済的な利益を生み出す革新的なマーケット本位のソリューションを追求する企業に、資金、指導、付加価値資源を提供しています。S2Gは、成長資本を通じた創業資金やベンチャー資金から、負債金融・インフラ融資に至るまで、多岐にわたる可能性がある柔軟性のあるキャピタルソリューションをパートナーに提供しています。S2Gの詳細はs2gventures.com を参照するか、 LinkedInで当社にご連絡ください。
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