【杭州(中国)2023年9月11日PR Newswire=共同通信JBN】China National Silk Museum(中国国立シルク博物館)は9月1日に同博物館のファッションギャラリーで開催される最新展示会「Colorful Asia: Asian Costumes Exhibition(カラフルアジア:アジアの衣装展)」の開幕を発表しました。この魅力的なショーケースには、アジア27の国と地域の豊かな文化遺産を代表する140点の素晴らしいコレクションと展示物が展示されており、開催期間は9月2日から2023年11月12日までです。
「アジア」とは「太陽が昇る場所」を意味します。アジアは山、平野、島、湿地が多様な生態系を形成する世界最大の大陸であり、二河流域、インダス川、中国などの古代人類文明の発祥の地です。アジア人は1000を超える民族グループと多彩な服飾文明を形成し、それぞれに代表的な服装スタイルがあり、さまざまな社会文化的背景と陸と海のシルクロードを通じたアジアの服飾文化の交流、影響、統合を紹介します。
杭州では2023年9月に第19回アジア競技大会が開催されています。これを記念して、China National Silk Museumではアジア大会をテーマにした「Colorful Asia: Asian Costumes Exhibition(カラフルアジア:アジアの衣装展)」を開催しています。
この展覧会は地理的に東、東南、南、中央、西アジアに分かれており、18世紀から20世紀のアジアの服飾芸術が展示されています。この展示会を通じて、第19回アジア競技大会の海外参加者と杭州在住者は、アジアの精緻で多様でハイブリッドな服飾スタイルについて学ぶことができます。
China National Silk Museumはまた、無形文化遺産として織物製造技術の継承者5グループをアジア競技大会期間中に実演に招待し、これらの技術の保存・継承の必要性と現在の発展を実証します。現場で披露される技術には、インドネシアのバティック染め、マレーシアのソンケット、フィリピンのピニャ手織り、タジキスタンのチャカン刺繍、ブータンの伝統織物織りなどが含まれます。これらの技術は、ユネスコの人類の無形文化遺産の代表リストに登録されているか、コミュニティーから賞を受賞しています。杭州では、継承者たちがそれらを実演し、地域の技術との「対話」を促進します。
タイのクイーン・シリキット・テキスタイル博物館、Samarkand State Museum-Reserve、ウズベキスタン国立美術館がこの展覧会に展示品を貸し出しており、国際博物館会議アジア太平洋地域連盟(ICOM ASPAC)も後援しています。