東京、2023年8月16日 /PRNewswire/ -- SSABと世界最大級の林業機械メーカーであるPonsse Plcは、パートナーシップを結び、これによってSSABは、脱化石燃料鋼をポンセ社に2026年から順次供給することになります。
このパートナーシップにより、持続可能な森林機械プロバイダーとしてのPonsseの地位はさらに強化され、SSABは脱化石バリューチェーンの確立という目標に近づくことになるでしょう。
「弊社の脱化石燃料のジャーニーに、Ponsseのような信頼できるパートナーが加わるのは実に素晴らしいことです。林業機械でCO2削減目標を達成するのは困難ですので、どうしても共同の努力が必要なのです。両社とも持続可能なソリューションを優先し、SSAB Fossil-free™脱化石燃料鋼を使用することで林業機械に良い影響を与え、自然を大切にしながらイノベーションの促進に取り組んでおります。」と、SSAB Europe営業ディレクターのロッタ・ルオッティネン(Lotta Ruottinen)氏は述べました。
「弊社の製品とサービスは、お客様が低炭素経済への移行における気候変動目標を達成する上で重要な役割を果たすでしょう。弊社のフル電気駆動PONSSE EV1フォワーダのコンセプトと、脱化石燃料鋼に関連したSSABとのパートナーシップは、弊社のカーボンニュートラルな林業に向けた開発を後押しするものとなるでしょう。」と、Ponsse Plc最高研究開発・技術責任者ユハ・インベリ(Juha Inberg)氏は述べました。
SSABは、製鋼プロセス全体に革命を起こそうとしています。SSABの目標は、2026年中に脱化石燃料鋼を商業規模で市場に投入し、2030年頃には事業からの二酸化炭素排出をほぼゼロにすることです。HYBRITイニシアチブの一環として、SSABは、鉄鉱石メーカーのLKABおよびエネルギー企業のVattenfallと協力し、鉄鉱石ベースの製鉄に従来使用されていた原料炭を、非化石電気と水素に置き換え、非化石製鉄・製鋼のバリューチェーンを開発しています。このプロセスにより、鉄鋼生産における二酸化炭素排出は事実上ゼロとなります。