【酒泉(中国)2023年7月24日PR Newswire=共同通信JBN】GCLのスローガン「Bringing Green Power to Life(グリーンパワーを生活にもたらす)」を掲げ、LandSpaceがGCL System Integration Technology Co., Ltd.(以下「GCL」、SHE:002506)と共同で製造したメタン燃料ロケットZhuque-2(ZQ-2 Y2、朱雀2号)が中国北西部の酒泉衛星発射センターから午前9時(0100 GMT)に打ち上げられ、軌道への投入に成功しました。
GCLは再生可能エネルギーのワンストップ・サービスプロバイダー大手であり、LandSpaceのZhuque-2建造を支援する主要パートナーの1つです。この打ち上げにより、中国は世界で初めて、再利用可能なロケットに理想的な、よりクリーン、より安価、より強力な燃料である液体メタンを推進力とする運搬ロケットを宇宙に送り出しました。
LandSpaceは独自の研究開発を通じ、Zhuque-2に使用される技術で大きなブレークスルーを達成し、低コストの液体推進剤運搬ロケットの利用における重要な進歩につなげました。
環境への配慮がロケットの研究開発の最重要課題に浮上する中、世界各国は気候変動対策への取り組みの一環として、炭素を発生しやすい技術に代わるものを模索しています。メタンは軽量、省スペース、保守の効率化など、多くの面で従来のロケットに代わる新たなタイプの低炭素技術として際立っています。
この環境に優しく、経済的に実行可能で、安全な推進剤を動力とするロケットの開発と試験の成果はGCLの強力な支援によるものであり、さらには今回の成果により、中国は世界的な競争に先んじることができました。このマイルストーンは、中国の民間航空宇宙産業が次世代の低コストで高性能かつ大型の運搬ロケットソリューションを開発する道を開くものです。
GCLは新エネルギーのリーダーであり、世界のクリーンエネルギーへの移行を後押しする再生可能イノベーションの先駆者です。LandSpaceのコミットメントは、世界の持続可能な発展に向け、環境に優しく、より効率的で、費用対効果の高いソリューションを開発することであり、これはGCLの使命と一致しています。
GCLは、再生可能エネルギーと航空宇宙分野のイノベーションを推進する上で、両社の技術的専門知識を結集することをチャンスと捉えています。両社は、航空宇宙産業のバリューチェーン全体をデジタル化するため、生成人工知能(AI)の可能性を解き放つことに協力を深めていきます。
再生可能エネルギーを日常生活に取り入れることに専念するGCLは、エネルギー業界のデジタルトランスフォーメーションとeモビリティーイノベーションを推進する有力企業のひとつです。中国およびその他の国の低炭素目標に向けた加速を支援するため、同社は複数のゼロカーボン工業パークとゼロカーボン・スマートシティーを設立しました。
現在、GCLは砂漠地帯に風力発電所と太陽光発電所を建設することで再生可能な電源の可能性を最大限に高め、周辺地域の住民に有意義な環境的・経済的利益をもたらしています。また、CGLは一帯一路構想(BRI)に参加することで、世界各地で新たなエネルギーインフラの建設が促進され、同社が事業を展開する地域の脱炭素化と経済活性化を実現しています。