【煙台(中国)2023年7月21日PR Newswire=共同通信JBN】万華化学(Wanhua Chemical)(「万華」または「当社」; 600309.SS)は2023年7月19日、包括的な環境・社会・ガバナンス(「ESG」)報告書を発表しました。万華化学は、温室効果ガスプロトコルのスコープ1とスコープ2に従い、2030年までに炭素排出量をピークアウトさせ、2048年までのカーボンニュートラル達成に努めると約束しています。スコープ1とは、企業が所有または管理する施設からの直接排出量を、スコープ2とは、企業活動の結果ではあるものの、企業が所有または管理していない施設から発生する間接排出量を指す用語です。
万華のLiao Zengtai会長は「万華化学は『化学を前進させ、生活を変革する(Advancing Chemistry, Transforming Lives)』の社是に従い、化学の力を活用して自らの進化を推進し、人類が直面する包括的課題の解決策を提供することで、最終的に持続可能な未来に貢献できるよう社を挙げて取り組んでいます。当社のESG活動は、当社の持続可能な発展の基盤を強化し、より環境に優しい未来に向け歩みを進めていく原動力になっています」と話しました。
万華の持続可能な戦略は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を取り組みの基礎に据えており、それに基づいて気候中立、環境保護、産業革新、安全・衛生、人材開発、社会的責任、企業統治、企業倫理の8つの主要分野の関連戦略イニシアチブがつくられています。プロジェクトを実施し、その後のフォローをすることで、全ての関係者と共に持続可能な発展を推進していく所存です。
環境イニシアチブは万華の持続可能な戦略の核心
気候中立は、炭素排出管理と、グリーンエネルギー利用によるエネルギー構造の最適化に重点を置いています。環境保護は、水資源管理、廃棄物処理と再利用、生物多様性、土壌保全、騒音公害軽減に重点を置いています。産業革新は、工場操業の最適化、技術の進歩、炭素の回収・有効利用・貯留(CCUS)、循環型経済の推進を中心に展開しています。
万華は、ESGイニシアチブでは既に素晴らしい節目を達成しています。当社の2022年の製品1トン当たりの温室効果ガス排出量は2021年末から14%減少し、2030年までには少なくとも20%減少する予定です。万華の共同クリーンエネルギー・プロジェクトを総計すると、2030年までに毎年149億キロワット時のクリーン電力が得られ、炭素排出量を865万トン削減できると推定されています。
水資源管理では、排水の発生、回収、処理、再利用、排出を規制する厳格な措置を講じ、排水排出ゼロを目指しています。2021年と比較して、1製品ユニット当たりの真水消費量は29%減少しました。廃棄物管理は、万華の環境関連施策の重要側面と捉えられており、排ガス排出原単位と固形廃棄物排出原単位を基準年比で10%以上減少させる公約に盛り込まれています。
万華化学は産業チェーンのつながりを活用し、リサイクルにおける循環型経済の発展を推進しています。技術研究と川上・川下産業チェーンの連携を通じたリサイクル事業には、木材代用品、共同包装、材料リサイクルといったプロジェクトが含まれています。同社は2022年、ポリウレタンのリサイクルと再利用の大きな節目を達成して廃ポリウレタンフォーム処理の新たなルートを開拓、循環型経済の発展をさらに促しました。昨年6月にはグリーン・ブランド「Waneco(R)」を立ち上げ、ポストコンシューマー・リサイクル素材、生分解性素材、バイオベース素材も取り扱っています。
人を第一に考え、社会的価値を創造し続ける
社会の面では、万華は健康と安全を最重要と考え、化学物質の安全性確保と従業員の福利増進に取り組んでいます。人材開発では、従業員の成長管理を強化し、多様性・平等・包摂性(DEI)の促進、厳格な差別禁止政策の実施に重点を置いています。社会的責任は、地域社会の発展、サプライヤー管理、情報セキュリティーも視野に入れています。2022年までに、記録に残る従業員の負傷事故率は20万労働時間当たり0.082回まで低下し、従業員の労働関連負傷離職率は20万労働時間当たり0.042回に低下しました。2022年の新入社員数は5000人を超え、離職率は3%で、長期的発展に向け人材が安定的に確保されていることが明らかになりました。
万華は、地域社会の発展を支援し、事業展開地域の文化教育や社会福祉活動に携わることで、積極的に社会的責任を果たしています。同社は、貧困緩和、農村活性化、教育、環境保護、慈善団体を通じた慈善寄付に力を入れており、外部寄付や公共福祉事業に1200万元以上を拠出しました。万華は、企業開放デー、ワンダーラボ、奨学金教育賞など、さまざまなコミュニティーイベントを企画して人々の認知度向上も図っています。
倫理的行動への揺るぎない献身を物語る、驚くべき倫理的成果
企業統治の向上は万華化学にとって優先事項で、企業統治体制の強化、管理メカニズムの改善、企業倫理の維持に重点を置いています。倫理基準を維持するため、コンプライアンス活動と腐敗防止を重視しています。当社は2022年、管理レベルのフラット化と、研究開発、生産、販売部門以外の管理要員の削減による調整、リストラを実施しました。社内引き継ぎの95%超が1-3段階に効率化され、経営効率が大幅に向上しました。また、従業員向けの研修プログラムを強化することで、企業倫理、コンプライアンス活動、腐敗防止を徹底させました。万華化学は2022年までに、社内の企業倫理研修の100%受講と腐敗防止研修の100%受講を成し遂げました。
万華は今後も、グリーンで低炭素、持続可能な発展の道を歩んでいく決意です。風力発電、太陽光発電、グリーン水素などの新エネルギーへの転換を加速させ、従来型エネルギーへの依存を減らしていきます。万華は、技術革新を通じて化学生産技術を進化させ続け、低エネルギー消費とゼロ排出を達成していきます。エネルギー管理技術に投資し、総合的なエネルギー利用効率を高め、低炭素・ゼロカーボン工業団地づくりを進めていきます。万華は研究開発とイノベーションに注力し、持続可能性に向け長期的活動を行い、持続可能な発展を事業活動に完全に統合し、全ステークホルダーと協力して持続可能な未来を創造していきます。
詳細については、https://en.whchem.com をご覧ください。
▽万華化学(Wanhua Chemical)について
万華化学(600309.SS)は、革新的な化学製品を提供している世界有数のサプライヤーです。同社は、たゆまぬ技術革新、商業化された設備、効率的な業務を糧として、競争力のある製品とソリューションを取引先に提供しています。