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ドライブ・ザ・フューチャー: NoTraffic、次世代のモビリティインフラを見据えた5,000万ドルのシリーズB資金調達を実施、成長を加速

NoTraffic
2023-06-27 19:00 878

今回の資金調達によりNoTrafficは、モビリティ業界をデジタル化するパイオニア企業としての地位を固めるとともに、さらなる成長と革新に向けた態勢を整えることになる

テルアビブ, イスラエルおよびカリフォルニア州パロアルト, 2023年6月27日 /PRNewswire/ -- 世界のモビリティプラットフォームを牽引するNoTrafficは本日、M&G Investmentsが主導し、VNV GlobalUMC Capitalのほか、既存投資家のGrove VenturesVektor Partners、 Next Gear Ventures、 North First VenturesMeitav Investment HouseAlchimia InvestmentsUMC CapitalおよびTMGを引受先とする5000万ドルのシリーズB資金調達を実施したと発表しました。今回の資金調達により、NoTrafficは、日本、イタリア、ドイツ、イギリスを含む新しいグローバル市場での生産、研究開発、販売を拡大し、成長を加速させることが可能になります。

NoTrafficが事業を展開するインフラ市場には現在、アメリカの1.2兆ドル規模のインフラ投資の効果もあって大きな追い風が吹いており、かつてないほど好調な時期を迎えています。さらに、複数の構造的要因がモビリティ分野におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)への需要を引き続き後押ししています。この構造的な要因には、交通事故による死者数を減らし、年12%のペースで悪化している交通渋滞を緩和し、アメリカの温室効果ガス排出量全体の29%を占める運輸部門からの二酸化炭素排出を削減するという差し迫った課題などが挙げられます。NoTrafficは、効果的で実用的かつ経済的なソリューションを用いて、こうしたDXをサポートできる立場にあります。

1914年以来、交通管理システムはほとんど変わっておらず、多くの信号機はあらかじめ設定されたタイミングプランに合わせて作動しています。既存のインフラに後付けできるシームレスな展開が可能なソリューションであるNoTrafficは、各地の運輸当局などの関係当局がリアルタイムで交通を管理するための、ソフトウェア定義のSaaSプラットフォームと連動した業界初のAI搭載プラットフォームを提供しています。NoTrafficは、あらゆるモビリティのニーズにワンストップで応え、また、相互運用性に乏しく高価な従来の垂直統合型ソリューションへの相互依存を減らす一方で、安全性やデータ分析、効率や検知能力などの強化につながるさまざまなサービスにアクセスできる、史上初のモビリティ・マーケットプレイスを提供しています。さらに信号機のある交差点や交錯点、複雑に入り組んだ道路などに設置されたスマートセンサーのネットワークを活用するこのプラットフォームでは、交通当局やインフラオペレーターは、自動車、自転車、バス、歩行者などのあらゆる交通手段の流れを完全に制御し、優先順位をつけることができます。NoTrafficは、エッジコンピューティング技術を活用し、ローカルとクラウドの両レベルでリアルタイムの意思決定を支援する、過去に例のないソフトウェア定義インフラを開発しています。

NoTrafficの共同設立者兼CEOであるTal Kreislerは、「NoTrafficは、従来型インフラの壁を超えた交通管理を実現する態勢を整えています。携帯電話が固定電話を駆逐したように、AppleのAppStoreは、膨大な数の新しいアプリ、ビジネスモデル、収益プールへの扉を開きました。これと同様に、NoTrafficのSaaSプラットフォームは、インフラに変更を加えることなく独自のインサイトと機能性を生み出し、柔軟にステークホルダーに提供できるように設計されています」と述べています。「今回の資金調達は、現在の交通管理のあり方に革命を起こすという弊社のミッションにおける新たな一歩であり、次世代の高度なモビリティサービスを可能にし、弊社のインフラを自律走行車の台頭にさらに対応させていくことにつながります」

NoTrafficは、信号機のある交差点をクラウドに接続されたダイナミックなネットワークへ、つまり任意の地域の交通状況を完全に把握し、すべての道路利用者に即座に対応できるようなシステムへと素早く変換します。このシステムはNoTrafficが独自に開発したインテリジェントエッジセンサーが生成するデータと、インターネットに接続し自律走行する自動車(V2X)などから得たデータを融合・共有し、リアルタイムで交通の流れを管理しています。この技術は、道路利用者と交通インフラ間の通信を大きく変えるとともに、次世代モビリティの台頭に向けた重要なマイルストーンになるはずです。

M&G InvestmentsのCarl Vine氏は「NoTrafficは長年の都市問題を解決すると同時に、コネクテッドカーや自律走行車の時代に向けた道路整備のための重要な一歩を踏み出しつつあります」と述べています。

また、同社のカタリストチームのPraveg Patil氏は、次のように述べています。「NoTrafficの明快で価値ある提案は、その強固なビジネスモデルと将来への明確なビジョンによって支えられています。当社は、NoTrafficが最先端のテクノロジーソリューションをスケールアップし、このエキサイティングかつ重要な分野で大きなシェアを獲得できると確信しています。その結果、NoTrafficは都市環境をよりクリーンに、より安全に、より効率的にしてくれるでしょう」 

NoTrafficは、各地の運輸当局をサポートするとともに、既存のインフラとシームレスに統合できる効率的で安価なプラットフォームを提供するため、パートナーや代理店のネットワークと連携しています。このプラットフォームは現在、カリフォルニア州、テキサス州、ペンシルバニア州、コロラド州、ジョージア州など、北米各地で導入され、1日あたり数百万人のドライバーにサービスを提供しています。その革新的な技術が評価され、2022年の「TIME誌が選ぶ世界で最も影響力のある企業100社」に選出されました。 

NoTrafficについて
世界トップクラスのモビリティプラットフォームを開発しているNoTrafficは、交通のバックボーンをデジタル化し、次世代の交通モビリティを合理化することを使命としています。当社のエンドツーエンドのPnP自律型交通管理プラットフォームは、AIとエッジコンピューティングを活用し、信号機のある都市の交差点を、完全に自動化され、クラウドに接続されたハブへと作りかえます。このプラットフォームは、設置完了から2時間以内に、自家用車、公共交通機関、救急隊、歩行者などのすべての道路利用者を分類します。そして交通状況にリアルタイムに対応することで、移動時間と炭素排出量を削減し、安全性を向上させます。NoTrafficは「TIME誌が選ぶ最も影響力のある企業100社」に選出され、北米の主要な州から信頼を受けるとともに、AT&TやRogers Communicationsといった大手通信会社と戦略的パートナーシップを結んでいます。NoTrafficは2017年にTal Kreisler、Uriel Katz、Or Selaの3名により設立されました。

NoTrafficの詳細については、https://www.notraffic.techをご参照ください。 

M&G Investmentsについて
M&G Investmentsは、カタリスト戦略を担うファンドから今回の投資を実施しました。カタリスト戦略とは、世界最大級の環境・社会的問題に対する革新的な解決策を持つ企業に投資するという、グローバルで柔軟な戦略です。 
M&G Investmentsは、4,250億ドル以上の資産を運用している(2023年3月31日時点)貯蓄・資産運用会社M&G plcの一部門です。M&G plcは、イギリス、ヨーロッパ、アメリカ、アジアにおいて、貯蓄や投資を行っている個人、生命保険契約者、年金加入者などの顧客にサービスを提供しています。

詳細については、 https://global.mandg.com/をご参照ください。

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ソース: NoTraffic