南スーダン大統領兼ECW事務局長、援助資金供給者に対して資金提供の拡大を呼びかけ
南スーダン、ジュバおよびイロル、2023年6月20日 /PRNewswire/ -- 南スーダンの子どもたちは、紛争、強制移住、貧困、気候変動などによる結果として、深刻な危険性に直面しています。 南スーダンのサルバ・キール・マヤルディット(Salva Kiir Mayardit)大統領と「Education Cannot Wait(ECW)」の事務局長、ヤスミン・シェリフ(Yasmine Sherif)は本日、教育がもつ変革の力を使うことによって、相互に関連し合う危機に対応するために、南スーダンで活動するECWの複数年レジリエンスプログラムをさらに3年間延長するべく、触媒作用をもたらす4,000万ドルの助成金追加を発表しました。 南スーダンで活動するECWの資金総額は、現在7200万ドルを超えています。
サルバ・キール・マヤルディット大統領は、次のように述べました。「南スーダン政府は、すべての子どもたちが質の高い教育を受けられるよう、全力で取り組んでいます。 『Education Cannot Wait』の追加投資によって、危機の影響を受けた全国の何万人もの少女少年の命を救う教育の機会が与えられます。 その目標に向かって進むためにも、我が国は世界の指導者に対して、ECWとその国内パートナーへの資金提供を強化するよう呼びかけます。 南スーダンの人々と危機の影響を受けた世界中の子どもたちにとって、サステナブルな開発、平和、繁栄への重要な投資になります」
3年間のプログラムは、セーブ・ザ・チルドレン、ノルウェー難民問題評議会およびFinn Church Aidによって、一般教育教育・指導省(Ministry of General Education and Instruction)およびその他のパートナーと緊密に連携して実施されます。 危機の影響を受けた子どもたちの最低でも13万5,000人に、通学路の整備をおこない、質の高い学習環境を確保して、障害のある少女や子どものインクルージョンを高めて、将来的な精神的ショックに対する回復力を構築する総合的な教育支援を行います。
ECWのヤスミン・シェリフ事務局長は次のように述べています。「長年にわたる紛争と強制移住は、気候に起因する自然災害によって深刻度を増して、南スーダンの次世代に大きな打撃を与えています。 今こそ流れを変えて、最も脆弱な少女少年たちに、質の高い教育のみが可能にする保護と希望を与えていく時です。 これこそ、若い自国と地域全体の未来のためにECWが唯一できる最善の投資なのです。」
セーブ・ザ・チルドレンのカントリーディレクター、Pornpun Jib Rabiltossapornは次のように述べています。「何年にもわたる紛争によって何世代にもわたる国民が学校に通えなくなった後、南スーダンの教育は、現実として読み書きができるのは人口のわずか27%で、学校に在籍する子どもは半数未満と、依然として緊急の優先事項なのです。」
写真 - https://mma.prnasia.com/media2/2104322/ECW_South_Sudan_Children.jpg?p=medium600