【北京2023年4月24日PR Newswire=共同通信JBN】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席が主宰する会議は21日、イノベーションにおける企業の主要な役割を強調し、政府が民間部門を支援することを再確認しました。
第20期中国共産党中央委員会全面深化改革委員会第1回会議は北京で開催されました。中国共産党(CPC)中央委員会総書記および中央軍事委員会主席でもある習氏はこの会議で演説を行いました。
▽企業のイノベーションへの支援増大
会議は、構造的な科学技術改革を深化させ、科学技術における高水準の自立と強さを達成するための重要な動きであるとして、科学技術イノベーションにおける企業の主要な地位を強化するよう呼び掛けました。
また、国家戦略や産業発展の主要な需要に焦点を当て、企業のイノベーションに対する支援を強化する必要があると指摘しました。
これらの点は、習氏が第19回中国共産党全国代表大会報告で提案した、企業を主役とし、企業、大学、研究機関の共同努力によって相乗効果を生み出す市場志向の技術革新システムを開発することを裏打ちするものです。
習氏は第20回中国共産党全国代表大会報告で、中国の近代化推進におけるイノベーションの主要な位置付けを改めて強調しました。
▽国有企業の改革深化
21日の会議ではまた、国有企業の改革を深化させ、トップレベルの調整、明確な権利と義務、効率的な運営、効果的な監督を備えた国有経済の管理システムを構築することも強調されました。
中国の国有企業改革は、2012年の第18回中国共産党全国代表大会以降、中国共産党中央委員会が3カ年プロジェクトの最近の終了を含む一連の主要任務を完了した後、真新しい段階に入っています。
今回の会議で承認された文書は、新時代における国有経済の歴史的使命と機能的地位を確立し、国有企業改革の今後の目標を明確にしています。
▽民間経済の活性化
会議は、民間経済への支援が中国共産党中央委員会の一貫した原則であることに留意し、民間企業の発展環境を最適化し、民間企業の市場競争への公正な参加を制限する制度的障壁を取り除き、民間企業が自らの改革・発展、コンプライアンスの運用、転換・高度化を通じて、高品質の発展における正しい位置を見つけるよう導くことを約束しました。
また、科学技術イノベーションにおける企業の主体的地位の強化に関する文書や、中央全面進化改革委員会の作業規定、2023年の同委員会の重要任務も承認されました。
民間企業や質の高い発展が奨励されるのは、今回が初めてではありません。習氏は、国の最高政治諮問機関である中国人民政治協商会議(CPPCC)のメンバーを訪問した際、2度のセッションで民間企業家に「大胆になり、重荷を振り払う」よう要請しました。