実行可能なビジネス・ケースへの道筋が複数の市場で実証され、投資促進のために国際的なレベルで支援する条件を創り出すための協力を推進
ロンドン, 2023年4月5日 /PRNewswire/ -- 二アゼロ・エミッションの第1次スチール・プロジェクトに対する実行可能な投資ケースが、ヨーロッパ、北アメリカで実現可能な範囲にあります。グローバルなエネルギー移行委員会(ETC)の最新報告によると、2030年までにパリ協定で提携した排出物目標の道筋に鉄鋼部門を乗せることが可能です。
二アゼロ・エミッションの第1次(鉱石ベース)スチール・プロジェクトのグローバル・パイプラインは、この 3 年以内に 3 倍になり、2030年までに年間1億9千万トン(million tonnes per annum, Mtpa) の「環境を重視する」生産が可能になり、鉄鋼業界の排出物削減目標が視野に入ります。「画期的な鉄鋼投資の第5波が幕開け - 国際的な投資チャンス:英国、スペイン、フランス、および米国」、4カ国の実際的ポリシーと鉄鋼業界のアクションにより、これらの市場で実行可能な投資ケースが獲得でき、パイプラインのプロジェクトを発展させ、既存の提案を最終投資決定(FID)へと加速する機会を生み出すことが明らかになっています。
鉄鋼はすでに、毎年のグローバルな温室効果ガス排出の7%を占めており、鉄鋼資材はエネルギー移行を、風力原動機から電動輸送機器までつくるための基礎であり、経済を発展させる上でインフラストラクチャー発達の基盤ともなるため、鉄鋼の需要は増える見込みです。「画期的な」鉄および鉄鋼のテクノロジーは、低炭素水素の使用を中心として、直接還元鉄(DRI)を生産し、脱炭素第1次スチール用に実行可能なソリューションを開発し、提供してきました。
2026年までにプロジェクトにゴーサインを出すことは、関係するリードタイムを考慮すると極めて困難です。しかし、ETCのレポーにトには、ゴーサインを出すための財務上のギャップは当初考えられたよりも小さくなっていることが実証されています。4カ国すべてが実行可能な投資ケースを提供できます。特に最近の政策の展開から見ると、「最後にある」ギャップを即座に埋めるアクションが取られた場合に可能になります。主要なインサイトには次のものがあります。
鉄鋼市場がグローバル化しているということは、国際レベルでの政策の支援が国際的な取引において密接な関係をもち得ることを意味します。各政府と各企業間の協定による協力は、これらの取り組みにより国境を越えた摩擦を生じずに、国際レベルで投資を支援する条件を確実に生み出すために不可欠です。主な協力分野には次のものがあります:
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Caroline Randle、ETC – caroline.randle@systemiq.earth
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