Strenx（R）構造用鋼板－自重削減でのクレーン性能改善を実現

【ストックホルム2022年12月26日PR Newswire】Fassi F1450 HXP Techno はディンケルスビュール本拠の中堅建設工事会社Lindner and Meyer（リンドナー・アンド・マイヤー）が導入した初のローダークレーンです。当社は南ドイツを拠点としております。Fassi F1450ローダークレーンは最新の構造用鋼板と電子制御によって再設計されたクレーンシリーズの最初のモデルです。

SSAB社のStrenx（R）構造用鋼板はクレーン業界では名の知れた素材であり、油圧クレーンで世界トップメーカーであるFassi Gru S.p.A.が長年使用してきた材料でもあります。Strenx（R）では119トンクラスのクレーンと比較しても吊り上げ能力が大きく、折りたたんだ際はコンパクトで、伸ばしたときのリーチは最大31.50mにも及びます。また本体重量軽減により積載量を増やせる利点があります。

クレーンのアウトリガーやジブシステムの部品にも、Strenx（R）900－Strenx（R）1100熱間圧延鋼板が利用されています。また加工性が従来の鋼板と事実上変わらない点は注目に値します。

Fassi社のエンジニア達は新F1450の設計において様々な課題を克服してきました。鋼板構造部をより薄くすることで積載量と最大許容ブーム長を増やしました。その結果、4軸トラックを必要とする重いナックル式ブームクレーンの革新的な発展となりました。よって、Strenx（R）構造用鋼板の使用による重量削減がクレーン自量を減らし、結果としてクレーン及び車両の性能向上の主役となったことは間違えありません。まさしく同社のモットー「革新性のリーダー」を正しく反映した成果です。

初期条件により異なりますが、Strenx（R）による設計で20％ないしは30％、場合によってはさらに高い比率での鋼板重量を削減することが可能となり、同時に性能が改善され、構造物の耐用年数も延びます。「材料重量削減と強度向上」はStrenx（R）の持つメインメッセージです。また鉄鋼使用量の削減は今日では構造物自体のCO2排出量が減ることも意味します。さらに、SSAB社は2026年に化石燃料を使用しない鉄鋼の発売を開始する予定であり、2030年頃には鉄鋼生産活動での二酸化炭素排出量を大幅に削減する計画です。トラック本体重量の削減は、すなわち積載量の増加と空車運転時の燃費向上を意味しており、この二つがさらに環境保全における有利な効果となります。

Fassiと顧客が共に楽しむ高性能と充実したサポート

ディンケルスビュールの建設工事業の共同所有者2人のうち1人のサシャ・リンドナーさん：「強力なクレーンに加えて、信頼できる地元のサービスもとても重要でした。ここの車両組立会社ISM Industrie Service Mullerは最初から顧客視線でサポートに尽力してくれたパートナーでした。クレーンをトラックに搭載する際も、最後まで弊社要求に沿って実装していただけました。木造建設、古いビルの改築、屋根工事に特化した建設会社として、お客様に包括的なサービスパッケージを提供する必要があります。まとめていうと、一手に何でも提供しています。」

SSAB社はお客様のためのサポートとサービスにフォーカスした特別な高強度鉄鋼のメーカーであり、設計・開発段階のサポートから高強度鋼材の提案、さらには生産中の製品に関するアドバイスまで行います。例えば、溶接と成形プロセスの推奨、機械加工工具でのアドバイス、時には効率的生産工程についてのコンサルティングまで行っています。 

SSAB社は、北欧および米国の鉄鋼会社です。SSABは、より強く、より軽く、より持続可能な世界を創り出すために、顧客と密接に協力して開発した付加価値の高い製品とサービスを提供しています。SSABは、世界50カ国以上に従業員がいます。SSABはスウェーデン、フィンランド、米国に生産拠点を有しています。SSABは、ナスダックストックホルムに上場しているほか、ナスダックヘルシンキに二部上場しています。www.ssab.com

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