IdentiFlightがウズベキスタンにあるMasdarの風力発電所で鳥類野生生物をタービンの衝突から保護

IdentiFlight

2022-12-16 20:54 2312

【ルイビル（米コロラド州）2022年12月16日PR Newswire＝共同通信JBN】

＊Masdarの500メガワットのザラフシャン風力発電所は、中央アジア最大の再生可能エネルギープロジェクトとなる

IdentiFlight（R）は、IdentiFlight鳥類検出技術がウズベキスタンのザラフシャンにおける風力発電所開発全体で利用されると発表する。この500メガワットの風力発電プロジェクトは、ウズベキスタン初の実用規模の風力発電所で、中央アジア最大の再生可能エネルギープロジェクトとなる。IdentiFlightは、風力発電所全体をカバーする74ユニットを提供し、絶滅の危機に瀕している旧世界のハゲワシなど12の鳥類を保護する。

世界有数の再生可能エネルギー企業の1つであるMasdarは最近、ザラフシャン風力発電プロジェクトの決算を発表した。このプロジェクトは、年間110万トンの二酸化炭素を置換しつつ、50万世帯への電力供給に十分な電力を提供する。商業運転は2024年末までに開始の予定。

IdentiFlightのDon Mills社長兼最高執行責任者は「IdentiFlight はウズベキスタンにおけるこの画期的な再生可能エネルギープロジェクトに参加できることに興奮している。Masdarとウズベキスタンは、その後のすべてのプロジェクトで、地域固有の鳥類野生生物に対する責任と敬意の模範を示している。これらの鳥類は法的には保護されていないが、彼らはこれら鳥類がこの地域で高く評価されており、保護が最重要であることを認めている」と語った。

▽ザラフシャン風力発電所

Masdarのザラフシャン風力発電所プロジェクトは、欧州復興開発銀行（EBRD）、国際金融公社（IFC）、アジア開発銀行（ADB）、日本国際協力機構（JICA）などアンカーレンダーのグローバルチームによりサポートされている。

ウズベキスタンは、2026年までにエネルギーの25%を再生可能エネルギー源から得ることを目指しており、再生可能エネルギーソリューションを促進し、ウズベキスタンのグリーン成長を促進するために、貸し手、開発パートナー、民間部門と協力している。

▽挑戦的な地形と新種に対処するIdentiFlight

IdentiFlightのCarlos Jorquera最高技術責任者は「IdentiFlightは、ザラフシャン・サイトの完全なカバレッジを提供する。当社の技術は、この場所のように険しい稜線のある困難な地形で極めて効果的であることが証明されており、IdentiFlightが最適な保護を提供すると確信している」と語った。

Jorquera氏は「さらに、現在保護している鳥のリストに12もの新種を追加することを楽しみにしている。IdentiFlightシステムの利点の1つは、毎日収集する大量のデータから学習できることである。機械学習や畳み込みニューラルネットワークなどの人工知能技術を活用することで、システムはデータセットの増加に応じて継続的に改善される」と語った。

IdentiFlightシステムは、世界中のプロジェクトで商用展開されている。複数年にわたる独立した調査により、IdentiFlightが風力発電所での鳥類の死亡数を85%削減することが確認されている

▽IdentiFlightはどのように機能するか

IdentiFlightシステムは、人工知能と高精度の光学技術を組み合わせて、ワシなどの保護鳥類を検出する。独自のソフトウエアとニューラルネットワーク技術が画像を処理し、3D位置、速度、軌道、対象の保護種をすべて検出から数秒以内に決定する。複数のIdentiFlightタワーは自律システムとして動作し、鳥に危険をもたらす可能性のある特定のタービンを検出、分類、抑制する。このシステムは、1キロメートル離れた場所にいる鳥を検出し、ワシなどの保護種に指定されているかどうかをリアルタイムで分類する。IdentiFlightタワーは、1つの風力発電所内の複数のタービンをカバーするように配置することができる。空中カバレッジが重複するネットワークとして設置された場合、システムは連携し、その地域での鳥類の活動に対し可能な限りの保護を提供する。

▽IdentiFlightについて

IdentiFlight（IdentiFlight ）は鳥類の種を検出するためのマシンビジョンとAI技術を販売、提供、運用しており、Boulder Imaging （Boulder Imaging ）の製品である。運転中の風力発電所では、IdentiFlightは回転する風力タービンブレードとの衝突からワシを保護することを助けることにより、鳥類保護に貢献している。このシステムは、エネルギー損失を削減するため、特定のタービンに対し情報に基づいた運転抑制を提供する。初期の風力発電プロジェクト開発では、IdentiFlightは候補地での鳥の活動を正確に定量化することで許可を得るのに役立つ。IdentiFlightシステムは、複数年にわたる独立した検証を完了し、現在、米国および世界中のプロジェクトで展開されている。詳細な情報はwww.IdentiFlight.com を参照。

▽Masdarについて

Abu Dhabi Future Energy Company（Masdar）（Masdar ）は世界最大級のクリーンエネルギー企業であり、再生可能エネルギーとグリーン水素技術の開発と展開を進め、地球規模の持続可能性の課題に取り組んでいる。2006 年に設立され、Abu Dhabi National Oil Company（ADNOC）、Mubadala Investment Company（Mubadala）、およびAbu Dhabi National Energy Company（TAQA）によって共同所有されているMasdarは、現在40カ国以上で活動し、これら企業のクリーンエネルギー目標の達成、および持続可能な開発の推進を支援している。

▽メディア向けリソース

ザラフシャンプロジェクトのウェブページ：https://masdar.ae/Masdar-Clean-Energy/Projects/Zarafshan-Wind-Farm
参考の独立調査：https://besjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/2688-8319.12173
ビデオと写真のメディアファイルには、米国の風力発電所で動作するIdentiFlightシステムと、ザラフシャンプロジェクトの場所の地形画像が含まれる