【モントリオール2022年12月7日PR Newswire=共同通信JBN】モントリオールで2022年12月7から19日まで開催される国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)は、自然保護に関連する問題を話し合うためのまたとない機会である。ケベックの94の市民社会団体の共同体である「Collectif COP15」は、生物多様性損失の根本原因の解決策に関する大規模な国際会議を12月6日から8日まで開催する。
このイベントは、生物多様性損失と気候変動という2つの主要な相互関係のある環境危機の共通の根本原因への取り組みによって緊急の制度変革を求めるIPBES(生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)とIPCC(気候変動に関する政府間パネル)からの度重なる要求に対応している。
会議の目的は、対話を始め、自然に有害な経済モデルと価値体系の両方の変革に関わる問題に取り組む幾つかの行動方針を示すことである。
さらに、主催者は、気候と生物多様性を結び付けた将来のCOP(締約国会議)で、根本原因の解決策に関する今回のアイデアを継続するよう利害関係者に正式に要請することによって、イベントを締めくくることを願っている。
生物学者でSNAP Quebecの事務局長、Collectif COP15のスポークスパーソンであるAlain Branchaud氏は「生物多様性損失の根本原因の解決策に関する会議がCOP15の偉大な遺産の1つになることを願っている。COP15の間の市民社会のリーダーシップ、すなわち、さまざまなイベントを組織し、生命を守るために結集することは、恐らく冷笑の広がる雰囲気に対する最善策、すなわち、その雰囲気に対抗し、希望を広げることである。解決策は存在し、われわれはそれらを聞いて実行する場をつくらなければならない」と語った。
UQAM(ケベック大学モントリオール校)scientific committee of the Institut des sciences de l'environnement(環境科学研究所科学委員会)の教授兼委員長でPole sur la ville resilienteの科学ディレクターであるÉric Pineault氏は「根本原因の解決策に関する会議では、多くのファーストネーション(北米先住民族)研究者に加え、アフリカ、欧州、米州など数大陸から多くの国際的に著名な科学者がモントリオールに結集する。これらのさまざまな科学的専門分野からの専門家は、生物多様性の崩壊に立ち向かい、健全なエコシステムを回復させるために、当地と世界中の経済および社会において必要とされる制度変革を検討する」と述べた。
会議の詳細はhttp://causessousjacentes.eventbrite.ca を参照。
▽インフォメーション
Solutions to the Underlying Causes of Biodiversity Loss(生物多様性損失の根本原因の解決策)
2022年12月6-8日
Salle Polyvalente at the Pavillon Sherbrooke (UQAM)
200 Rue Sherbrooke Ouest, Montreal, QC H2X 1X5
Métro Place-des-Arts
▽問い合わせ先
SNAP Quebec
Charlene Daubenfeld
Communications Director
(514) 378-3880
communications@snapquebec.org
ソース:SNAP Quebec