【バルセロナ（スペイン）2022年11月5日PR Newswire＝共同通信JBN】
＊Werfenが輸血と移植用体外診断で確固たる世界的影響力のある米国本拠の株式未公開企業イムコアを買収する契約を締結
＊契約実施は2023年前半に完了の予定
Werfenは4日、TPGからイムコア（Immucor, Inc.）を買収することで合意したと発表した。イムコアは米国ジョージア州ノークロスに本社がある輸血と移植用体外診断で確固たる世界的影響力のある株式非公開企業である。この買収により、Werfenは病院や臨床検査機関向けの専門診断ソリューションのポートフォリオを拡大できる。
買収価格は約20億米ドルとみられ、買収は通常の規制当局の承認を条件として完了する。買収資金は手持ち現金と上級信用枠の組み合わせとなる。同社はこの買収契約が同社に対するStandard & Poor'sの投資信用格付けには影響しないとみている。
WerfenのMarc Rubiralta社長は「病院や臨床検査機関向けの革新的な専門診断ソリューションの研究、開発、製造、販売の世界的リーダーとして、イムコアは当社の既存の事業モデルに自然に適合する。当社は、輸血や移植を必要とするすべての患者の医療を強化するというイムコアのコミットメントを高く評価している。これは、当社の長期的なビジョンと戦略に完全に適合し、重点とも一致し、Werfenの価値を補完する」と語った。
Rubiralta氏は「2つの相互補完的で優れた専門診断企業を統合することで、Werfenは、専門化重視をうまく維持しながら、もっと多様化した世界的な影響力を拡大できると確信している」と付け加えた。
WerfenのCarlos Pascual最高経営責任者（CEO）は「イムコアの輸血と移植診断の専門技術と技術革新は、当社の新たな市場参入を容易にし、世界的に最先端の検査機関や医療現場の顧客にとって優先的な選択になるという当社の理想の実現に役立つ。これはWerfenの未来にとって画期的な出来事になるだろう」と述べた。
イムコアのAvi Pelossof CEOは「未来に目を向けると、当社の長期展望と世界の患者医療の前進へのコミットメントを共有するWerfenの一部として、当社の影響力が拡大することに興奮している。医療システムでの診断の価値は大きくなっており、イムコアはWerfenの傘下で革新と成功を続けると信じている」と語った。
買収完了後は、2021年の数字に基づくと、Werfenの収益は22億ユーロを超え、世界で7カ所の技術センターがあり、7000人近い従業員を擁し、30カ国に直轄拠点があり、100カ国・地域で代理店を通じて事業展開している。
WerfenはバークレイズとMilbank LLPの助言を受け、BBVA、BNPパリバ、CaixaBank、HSBC Holding plcが新たな上級信用枠のコミットメントを提供した。売却側とイムコアはEvercoreとRopes & Gray LLPの助言を受けた。
▽Werfenについて
Werfenは1966年創業で、主に病院や独立の臨床検査機関で使用される専門診断機器、関連試薬、自動化作業セルやデータ管理ソリューションの世界的な開発、製造、販売業者である。同社の事業部門には、血液凝固検査、急性期治療診断、自己免疫検査、相手先ブランドによる受託製造（OEM）などがある。30カ国近くに直轄拠点があり、100を超える国・地域で代理店を通じて事業を展開している。詳細はwerfen.comを参照：werfen.com
▽TPGについて
TPGは1992年にサンフランシスコで創業した世界有数の代替資産管理会社であり、1270 億ドルの資産を管理し、世界の12カ所の事務所に投資・運用チームを擁する。資本、成長、インパクト、不動産、マーケットソリューションの5つの多品種プラットフォームを通じて投資しており、独自の戦略は協調、革新、包摂によって推進されている。同社のチームは、商品と部門に関する深い経験、幅広い能力、専門知識を組み合わせ、差別化されたインサイトを開発し、ファンドの投資家、ポートフォリオ企業、経営陣、コミュニティーに価値を付加する。詳細はwww.tpg.com またはTwitterで @TPGを参照。
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