omniture

世界脳卒中機構が質の高い脳卒中治療の利用格差に取り組む

World Stroke Day Campaign
2022-10-29 06:01 1215

ジュネーブ, 2022年10月28日 /PRNewswire/ -- World Stroke Organization(WSO、世界脳卒中機構)は「世界脳卒中デー」の10月29日、世界で質の高い急性脳卒中治療の利用を推進し、命を救う目的の新たなプログラムの開始を発表した。

What happens in the minutes after someone has a #stroke? They start to lose crucial brain tissue that contains memories, language and personality. Knowing the symptoms and acting FAST can save that person’s life.Learn the signs, Say it’s a stroke. Save #Precioustime
What happens in the minutes after someone has a #stroke? They start to lose crucial brain tissue that contains memories, language and personality. Knowing the symptoms and acting FAST can save that person’s life.Learn the signs, Say it’s a stroke. Save #Precioustime

WSO Stroke Certification Initiative(WSO脳卒中認証イニシアチブ)は、根拠に基づく総合的な急性脳卒中治療を提供できる国が世界の半数未満(49%)にとどまることが分かった世界保健機関(WHO)とWSOの調査結果に戦略的に対応するものである。この調査は高所得国と低・中所得国の間で治療提供に大きな格差があることも明確にした。高所得国の91%が専門の脳卒中集中治療室の利用を提供できるのに対し、低所得国で提供できるのはわずか8%だった。

質の高い急性脳卒中治療の基本的な基準の2つは、血栓溶解(静脈内投薬を用いた血栓除去)と血栓摘出(鍵穴手術による血栓除去)である。WSOの調査によると、こうした治療が利用できる世界的な比率は、それぞれ46%と30%である。

WSO会長のMarc Fisher教授は「4人に1人が生涯に1度は脳卒中を患う可能性があるが、世界の人々の過半数は効果的な治療や脳卒中センターでの治療を受ける手段を欠いている。これに加え、世界の効果的な予防戦略の欠如は、世界で脳卒中が死因の第2位、身体障害の原因の第3位という結果を招き、人的、経済的な犠牲が急増している」と語った。WSOの次期会長でブラジルの代表的な神経学者Sheila Martins教授は「われわれは何百万人もの命を救い、何億ドルも節約できる知識と手段を持っている。質の高い脳卒中治療の提供はただ正しいことというだけでなく、賢明なことである」と付け加えた。

WSOのGlobal Stroke Guidelines and Action Plan(世界脳卒中ガイドラインと行動計画)は、諸機関や政府によるWSO策定の根拠に基づく治療の基準と規格の導入に役立つことを目指している。このプログラムは当初、中所得国の病院に的を絞って11月1日に開始され、その第1の目的は公認の脳卒中治療提供者の世界的ネットワークを拡大することである。

脳卒中は世界で主な死因と身体障害の原因となっている。世界脳卒中デーに、一般市民、医療専門家、脳卒中を克服した人たち、政治家、産業界の指導者らは、共に脳卒中の症状と時宜を得た治療の重要性を訴えるだろう。

一般市民は#Precioustimeを使ってソーシャルメディアでキャンペーンをフォローし、時計を背景にした自撮りのクロックセルフィ―を共有(http://www.worldstrokecampaign.org/create-a-post )、あるいはstrokespotter.orgのオンラインゲームチャレンジ(http://www.strokespotter.org/ )に参加して認識の向上を手助けすることができる。

▽編集者注意

1. World Stroke Organization(世界脳卒中機構)は脳卒中に焦点を当てている唯一の世界的組織である。世界中に広がる約3000の個人と100の団体会員を擁し、臨床調査や支援業務に携わる5万5000人を超える脳卒中専門家を代表する。WSOは世界保健機関(WHO)と公的な関係にあり、国連の諮問資格を有している。

2.WSO Stroke Certification(WSO脳卒中認証)プログラムは、中南米とカリブ海地域でのWSO-SIEVC認証プログラムを基にしている。

3.世界の脳卒中支援の現状は次を参照:https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1747493021101956 

4. WSO Global Stoke Factsheet(WSO世界脳卒中ファクトシート)は次を参照:

https://www.world-stroke.org/publications-and-resources/resources/global-stroke-fact-sheet 

5. World Stroke Day(世界脳卒中デー)のウェブサイト:www.worldstrokecampaign.org 

▽問い合わせ先

Anita Wiseman
Campaign & Partnerships Manager, WSO
campaign@world-stroke.org
+447940029444

 

Logo- https://mma.prnasia.com/media2/1929364/World_Stroke_Day_Campaign_Logo.jpg?p=medium600 
Photo- https://mma.prnasia.com/media2/1929346/World_Stroke_Day_Campaign_1.jpg?p=medium600 
Photo- https://mma.prnasia.com/media2/1929345/World_Stroke_Day_Campaign.jpg?p=medium600 

 

Knowing the symptoms and signs of a #stroke and acting #FAST can save a person’s life and all the things that make them unique.Learn the signs, Say it’s a stroke. Save #Precioustime
Knowing the symptoms and signs of a #stroke and acting #FAST can save a person’s life and all the things that make them unique.Learn the signs, Say it’s a stroke. Save #Precioustime

 

 

ソース: World Stroke Day Campaign