【深セン(中国)2022年10月27日PR Newswire=共同通信JBN】情報・通信技術ソリューションで世界をリードするプロバイダーのZTE Corporation(0763.HK / 000063.SZ)は25日、オランダのアムステルダムで開催されたNetwork X 2022で「Most Innovative Network Slicing Use Case(最も革新的なネットワークスライシングユースケース)」賞と「Most Innovative Private Network Project(最も革新的なプライベートネットワークプロジェクト)」賞を受賞したと発表した。
ZTEがNetwork X 2022で「Most Innovative Network Slicing Use Case」賞と「Most Innovative Private Network Project」賞を受賞
▽チャイナ・モバイルとZTEのSPN(FGU)細粒化ユニットと商用化でMost Innovative Network Slicing Use Caseを受賞
産業界のバーティカルな生産サービスと高品質の専用線スライスは、小さい帯域幅の一方で高い性能が必要で、確定的なレイテンシー、ハードアイソレーション、信頼性の高い伝送が求められる。ところが、ベストエフォートの転送を使用する従来のイーサネット(Ethernet)では、これらの要求を満たすことはできない。
チャイナ・モバイルはZTEと提携し、イーサネットに初めて階層的なハードスライスを導入するSPN(Slicing Packet Network)を提案した。SPN は、粒度を5Gbpsから10Mbpsに下げることで、前方互換性と、スケーラブルな細粒度伝送パイプをサポートする。同時に、MPLS VPNやSRv6サービスと結合し、エンドツーエンドでゼロパケットロスを保証し、確定的なレイテンシーと回路レベルの物理的な分離による転送を提供することで、複数の目的を達成することができる1つのネットワークを構築する。このネットワークは、差別化されたサービス伝送に5Gプライベートネットワークや企業の専用線向けの柔軟な帯域幅、物理的な分離、確定的なレイテンシーを提供する。
▽ZTE、チャイナ・モバイル、NR ElectricのGreen Grid向けE2E 5G TSN がMost Innovative Private Network Projectを受賞
パワーグリッド分野では、風力や太陽エネルギーなどのクリーンな新エネルギーを効率的に利用することが、グリーン・低炭素目標を達成するための有効な手段となっている。しかし、風力や太陽エネルギーは、天候や地域の影響を受けやすく、不安定なエネルギーだ。そのため、正確な測定、制御およびリアルタイムの相互作用が必要とされる。従来のモバイルネットワークメカニズムでは、電力業界の厳しいネットワーク要件に対応できない。
ZTEはTime Promised Communication(TPC)ソリューションをリリースした。これは時間的制約があるネットワークに関連する5G TSN/5G LAN/URLLC/SLAの正確な制御を統合し、3GPP Release 16に準拠する。TPCソリューションは、ソフトウエアとハードウエアを組み合わせ、トラフィックの衝突や通信の干渉によって生じるネットワークのレイテンシーやジッターを効果的に解決する。また、スライシング技術と組み合わせることで、5Gのエンドツーエンドのレイテンシーを低減し、通信ネットワークの決定性を保証する。TPCソリューションは、光ケーブルの代わりに、ラストマイルへの柔軟なアクセスを可能にし、通信ネットワーク構築費用を大幅に削減する。それは太陽エネルギーや風力エネルギーなどの新エネルギーの導入を加速し、電力業界がカーボンピークとカーボンニュートラルという戦略的目標を達成するのに役立つ。
Network X Awards 2022は、主要な国際イベント、デジタルサービス、学術的なナレッジグループであるインフォーマが開催し、通信業界全体の業績、イノベーション、卓越性を評価する。今年のNetwork Xは、5G World、BBWF(Broadband World Forum)、新たに立ち上げられたTelco Cloudを組み合わせ、固定通信市場とモバイル市場を1カ所に集める。
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ソース:ZTE Corporation