【パリ2022年10月20日PR Newswire=共同通信JBN】 HUAWEI CONNECT 2022グローバルツアーの第3弾が17日にパリで開幕した。今年のテーマは、「Unleash Digital(デジタルを解き放て)」で、ICTとグリーン開発分野の産業界のリーダーや専門家、パートナーたちが、デジタル生産性の解放、欧州のグリーンなデジタル移行の促進、より強力なデジタルエコシステムの構築などを検討した。
イベントでは、ファーウェイ(Huawei、華為技術)が、欧州における自然保護の支援でテクノロジーが果たす重要な役割を検討する午後のセッションとパネルディスカッションを主催し、その中で「Tech4Nature - Solutions in Focus」の出版物を紹介した。
国際自然保護連合(IUCN)とファーウェイのTech4Natureパートナーシップの下で開発された Tech4Nature - Solutions in Focusは、自然保護で効率的結果を達成するためのテクノロジー活用の成功事例を分析し、19カ国の22のプロジェクトを詳述している。
IUCNの保護・保全地域担当責任者のJames Hardcastle氏は「自然保護コミュニティーの間で、テクノロジーのさらなる活用とその適用の新たな方法を開発・創造しようとする機運と取り組みが強まっているのは明らかだ。テクノロジーの適切な展開は、公正で効果的な保全行動を実現し、その適用は持続的なメリットを導き出すのに役立つ」と語った。
セッションでは、非政府組織(NGO)のRainforest Connectionが、欧州の海洋、湿地、森林のエコシステムでファーウェイや地元のパートナーとともに実施しているさまざまなNature Guardianプロジェクトの概要を説明した。
Rainforest ConnectionのBourhan Yassin最高経営責任者(CEO)は「Rainforest Connectionは、世界中の生物的多様性を監視し、エコシステムを保護するために、 Huawei Cloudの人工知能(AI)とビッグデータ解析を活用している。音の力を用いることで、世界で数千の生物種を追跡し、違法行為の存在を自動的に見つけることが可能だ」と述べた。
音響技術を用いて現在、欧州で行われているプロジェクトには、アイルランド南岸沖でのイルカとクジラのモニター、気候変動がオーストリアの湿地に生息する鳥類と両生類にもたらす影響の研究などが含まれる。イタリアとギリシャにおけるNature Guardianプロジェクトは、違法な伐採や密猟といった有害な人間活動の防止に重点を置いている。
同じセッションでは、Swiss Porini FoundationがIUCNおよびファーウェイと提携してスイス国内で実施中の試験的プロジェクトを紹介した。プロジェクトは、保護対象の森林地域での炭素吸収の計測のあり方の改善を目的としている。 Porini Foundationは、森林の炭素蓄積機能の透明性と追跡可能性を高め、森林資源の持続可能な管理・活用を実現するために、クラウドコンピューティングとブロックチェーン、高精度衛星画像に基づいて森林炭素貯蔵アプリケーションを開発した。
セッションを締めくくるパネルディスカッションでは、欧州のグリーン変革においてデジタル技術が果たせる役割が論議され、TECH4ALL(https://twitter.com/HUAWEI_TECH4ALL )のパートナーや学者、産業界の代表らが、その目的達成のための技術的、戦略的ロードマップについて検討した。
会議参加者は、会場内のTECH4ALL展示ブースを訪れて、欧州で実施されている他のデジタルインクルージョン・プロジェクトについても知ることもできた。これには、絶滅の危機に瀕している野生のアトランティックサーモンを絶滅から救うために2021年から2022年にかけてノルウェーで展開された世界初のプロジェクトが含まれる。このプロジェクトでは、カメラ技術とAIを搭載したゲートシステムの結合によって、資源を競合し、産卵も旺盛で侵襲的な太平洋サケを選別して、収容タンクに入れるソリューションが使われた。こうした結果は、以前は不可能だとされていた。TECH4ALL,の教育部門では、失業中の若者や高齢者など支援を必要とするコミュニティー向けにデジタルスキルの訓練を無料で提供している France DigiTruckのプロジェクトも展示された。
ファーウェイのTECH4ALLプロジェクトの詳細は、https://www.huawei.com/en/tech4all/ を参照。
ファーウェイTECH4ALLのTwitterアカウント:@HUAWEI_TECH4ALL