【シンガポール2022年10月14日PR Newswire=共同通信JBN】シンガポールの教師を対象とした新しいパイロット調査で、活動量と睡眠を記録するFitbitウエアラブルデバイスと組み合わせたメンタルウェルネス・アプリソリューションの定期的使用により、ユーザーの心身の健康に好影響を与えられることが分かった。
B2Bのメンタルヘルス・ウェルネスプラットフォームをリードするMindFi(https://mindfi.co/ )は、(現在はGoogleの傘下にある)Fitbitと共同で、労働時間の増加と心身の健康悪化という大変な時期を経験した教師を対象に(注1)、MindFiアプリやFitbitウエアラブルなどのウェルネス技術がユーザーの健康に与える影響を研究する、シンガポール初の調査を実施した。
10週間の調査では、MindFiアプリとFitbitデバイスを組み合わせ、ユーザーが回答した数値や気分、一般的な健康状態といった質問への回答と照合することで、活動レベル、睡眠、心拍数など参加者の健康増進とライフスタイルの変化を追跡した。本調査により、Fitbitを使用してライフスタイルデータを追跡・理解すると同時に、MindFiメンタルヘルス・ソリューションと連動させてユーザーが自らの全体的な健康とウェルビーイングを自己管理できるようになるというメリットが示された。
本調査の主な結果は以下の通り。
*学期前の教師には、不安やストレスの兆候が見られた。新学期を控え、参加者の61%が精神的疲労が大きいと回答、53%が中程度から高程度のストレスを抱えていると回答した。
*MindFiとFitbitの統合ソリューションは、総合的なウェルビーイングの向上につながった。MindFiとFitbitの統合ソリューションを定期的に使用した教師の3分の2近く(60%)が、全体的なウェルビーイングに大きな改善が見られ、42%が研究期間を通じて身体的ウェルビーイングが改善した。54%は睡眠の質が向上したと回答、45%は安静時の心拍数が改善した。
*Fitbitとメンタルウェルネス・モバイルアプリの定期的使用は、ユーザーのメンタルヘルスの改善に好影響を与えた。本調査でMindFiとFitbitの統合ソリューションを使用した参加者の58%が、うつ症状が減少したと回答、評価スコアが平均26%下がった。
*本調査では、教師の対処能力を向上させることで、燃え尽き症候群が減少したことが示された。本調査に参加した教師の57%が、仕事量への対処能力が向上し、職場や家庭での生産性が上がったと回答した。
*教師は、同僚にウェルネス技術の利用を推奨している。教師の74%が、メンタルヘルスアプリの使用が自分の精神的ウェルビーイングの管理に役立つことに同意し、参加者の66%が、Fitbitデバイスが同様の影響を与えたと回答した。介入のメリットを受け、教師の68%がMindFiとFitbitの統合ソリューションを同僚に勧めたいと回答した。
MIndFiのBjorn Lee創業者兼最高経営責任者(CEO)は、以下のように語った。
「心の健康なくして、健康はあり得ない。今回のパイロット調査のエキサイティングな結果は、体と心の健康が密接に関係していることを示している。具体的には、メンタルヘルスは今後、ウエアラブルなどのデバイスを通じて日々のライフスタイルにメンタルヘルスを組み込んでいくことになるということだ」
「職場におけるメンタルヘルスの強力な提唱者である当社は、このパイロット調査が強調しているのは、ビジネスリーダーが人事(HR)政策に起こせる変化だと考えている。現在、人事担当者の多くが既に従業員の福利厚生にウエアラブルを導入しており、メンタルヘルスアプリやウェルネスアプリの採用を始める担当者も増えている。当社は、従業員がより健康的、より生産的になり、キャリアと人生をより幸せなものにするため、職場におけるウェルビーイングの総合的ビジョンを支持するパートナーであるFitbitと協力できることを大変うれしく思っている」
FitbitのSteve Morley国際健康ソリューション部長兼アジア太平洋(APAC)ディレクターは、以下のように語った。
「当社は、シンガポールでMindFiと実施したパイロット調査の結果に非常に意を強くしている。この2年間でストレスや燃え尽き症候群のレベルは上がったが、今回の結果で、ウエアラブル技術とウェルネスソリューションが、人々の行動に前向きな変化を促す上で大きな役割を果たすことがさらに実証された。当社は、このパートナーシップをシンガポールとAPAC全域に拡大するため、MindFiと協力していきたい」
「過去2年間、メンタルヘルスに対する人々の関心は高まってきた。当社は、シンガポールでのMindFiとのパイロット調査の結果に非常に意を強くしている。教師は、生徒がカリキュラムについていけるよう、管理と支援の最前線に立っていた。行動の前向きな変化を促すことは、Fitbitの使命の中核を成すものだ」
2021年にシンガポール・カウンセリング・センターが行った全国調査で、パンデミック期間中の2年間、勤務時間の増加や責任の増大への対処を余儀なくされた教師の80%以上が、精神衛生に悪影響があったと回答する憂慮すべき結果が出た(https://www.straitstimes.com/singapore/parenting-education/more-than-80-of-teachers-say-the-pandemic-has-hurt-their-mental-health )ことを受け、本調査の対象者には教師が選ばれた。参加した教師のメンタルヘルスとウェルビーイングは、ベンチマーク設定のため、調査前にWHO-5を含む臨床的に検証済みの質問票を使って評価され、介入後の回答結果と比較された。ユーザーの回答とMindFiアプリおよびFitbitから得られたデータは、常駐心理学者を含むMindFiの研究チームによって分析・解釈された。
▽MindFiについて
MindFiは、アジア太平洋地域をリードするメンタルヘルス・テクノロジープロバイダーである。従業員の福利厚生・支援プログラム(EAP)に対する独自のコミュニティ主導型アプローチが、持続的かつ測定可能な結果を生み出している。MindFiの革新的なモバイルアプリが、認定ケアプロバイダーのグローバルネットワークを通じて、個別化されたセルフケア、集団ケア、プライベートケアを24時間365日提供している。従業員は、グループベースのコーチングやカウンセリング、チームベースのウェルビーイングチャレンジ、科学に基づく分析によって、より早く改善、回復できる。MindFiは現在、フォーチュン500企業、急成長中の新興企業、アジア太平洋地域の多国籍企業に選ばれるメンタルウェルネス・プロバイダーとなっている。詳細については、www.mindfi.co を参照。
▽Fitbitについて
Fitbitは、目標達成のためのデータ、インスピレーション、ガイダンスを提供することで、人々がより健康でアクティブな生活を送れるよう支援している。Fitbitは、毎日の健康とフィットネスを記録しモチベーションを高めるための製品や体験をデザインしている。Fitbitの製品は、世界100カ国以上、約3万9000の小売店で取り扱われている。Fitbitの革新的で人気のある多様な製品ラインには、Fitbit Sense(TM)(https://www.fitbit.com/global/us/products/smartwatches/sense )、スマートウオッチ・シリーズのFitbit Versa(TM)(https://www.fitbit.com/global/us/products/smartwatches/versa3?sku=511BKBK )、Fitbit Charge 4(TM)(https://www.fitbit.com/global/us/products/trackers/charge4?sku=417BKBK )、Fitbit Inspire 2(TM)(https://www.fitbit.com/global/us/products/trackers/inspire2?sku=418BKBK )、アクティビティトラッカーのFitbit Ace 3(TM)(https://www.fitbit.com/global/us/products/trackers/ace3 )、スマートスケールのFitbit Aria Airがある。Fitbitプラットフォームは、Fitbitアプリ、スマートウオッチ用のFitbit OSなどの主要ソフトウエアや対話型ツールを通じて、個別化された体験、知見、ガイダンスを提供している。Fitbitの有料サブスクリプションサービス、Fitbit Premium(https://www.fitbit.com/global/us/fitbit-premium )は、Fitbitアプリで高度な分析と実用的ガイダンスを提供し、健康やフィットネスの目標達成を支援している。Fitbit Premium + Health Coaching(https://www.fitbit.com/global/us/products/services/premium.html )は、専門のヘルスコーチによる1対1のバーチャルコーチングと、Fitbitデータに基づく個別プランを提供している。Fitbit Health Solutions(https://healthsolutions.fitbit.com/ )は、エンゲージメントの向上、健康成果の改善、雇用主、ヘルスプラン、ヘルスシステムに与える利益を増やすよう設計された健康・ウェルネスソリューションを開発している。
ソース:MindFi