*カタールのワールドカップレガシーに欠かせない
ドーハ(カタール), 2022年10月6日 /PRNewswire/ -- 国際サッカー連盟(FIFA)とコラボしたAspire Academy Global Summit 2022(AAGS)の初日はガラディナーで終了した。その場で、FIFAのジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長が各代表を前に講演、第8回AAGSの仕事を称賛した。
その宵は「Star Chat」があり、元イングランド代表主将のデービッド・ベッカム(David Beckham)氏が2022年ワールドカップ主催国カタールのレガシーに対するAspire Academyの影響について話した。彼の考えは、Aspire Academyにおける刺激的トークの日の終わりにやってきた。
ワールドカップの出場権を得た32カ国の代表、Aspire in the World Fellowsのメンバーが青少年育成からデータ利用までのテーマで討議した。
インファンティーノ氏は歓迎あいさつで「皆さんがしている仕事はわれわれ、ゲームファンが若いプレーヤーのスキルを見たときまさに、この信じがたい感情を呼び起こした」と語った。
「われわれは、皆さんが訓練したプレーヤーとパフォーマンスの全てを見る機会があった。全員がピッチで見て感心したものだ。われわれの感情、ハートに触れた」
「彼らは泣き、たたえ、われわれ全員が美しいスポーツと恋に落ちた」
Star Chatでベッカム氏は2022年ワールドカップを主催するカタールのレガシー、団結力としてのサッカーのパワーについて話した。
「Aspireを見るだけでいい。それがレガシーだ」と述べた。
「次世代を刺激すること、このゲームでプレーすることを望んでいる。それはプロになることだけではない。ウェルネス、ヘルス、カタールだけでなく地域の未来に投資することである。次世代のサッカー選手やスポーツスター、あるいは健康でスポーツを楽しみたいだけの人々だ」
ベッカム氏やほかの人が指摘したいくつかの点は、AAGSの2日目にも引き継がれた。
2日目のStar Chatの1人目は、女子ワールドカップで米国を2度にわたって優勝に導いたジル・エリス(Jill Ellis)監督だった。現在は米サンディエゴ・ウェーブクラブの社長を務めている。自分にとって最も重要なことの1つは、毎日よりよくなろうとすること、失敗がプロセスの助けになることと説明した。
彼女は「失敗はフィードバックを与え、機会を提供する」と話した。
彼女は、米国は2015年に女子ワールドカップで優勝したあと、2016年五輪で感動を与えられなかったと指摘した。しかし、その失敗にもかかわらず、3年後に世界タイトルを保持した。改善が必要な分野を特定したうえで、これらの問題を直ちにではなく、2019年に向けて解決に役立つとみられるプレーヤーを探したという。エリス氏は、チームの勝利達成を支援するスポーツ科学者と心理学者の役割も強調した。
この日のStar Chatの2人目は1998年ワールドカップを制したフランス代表のユーリ・ジョルカエフ(Youri Djorkaeff)氏で、面白いカタール・ワールドカップを予想した。
彼は「シーズン半ばに来ると、違うものになる」と説明した。「トーナメントサッカーをプレーすることはクラブサッカーとは別のストーリーだ」
彼は若いプレーヤーに夢を追うよう勧め、12歳のときにワールドカップで勝ちたいと書いた学校の作文を思い起こした。1998年にその夢を実現した翌日、先生がまさにその作文を送り返し、彼を信じていたと伝えたという。
2日間のイベントは、3部門の技術ワークショップ - 「making an impact with data(データで影響を与える)」「preparing players and team for the competition(大会に向けて選手とチームの準備を整える)」「optimizing the recovery strategies(回復戦略の最適化)」―の成果を各代表が共有して終わった。
各代表は最終セッションで、3部門の討議によるさまざまな勧告を共有した。
*データは意思決定の支援ツールにすぎず、それだけに依存できない
*大会に向けてチームの準備をするにあたって、常にプレーヤーのベストのために努める。1つのソリューションが誰にも効くわけではない
*個別、適用可能な戦略が回復のカギを握る
▽問い合わせ先
Rawan Yousif
+974 33475991
rawan.yousif@qanect.com
Photo - https://mma.prnasia.com/media2/1914305/Aspire_Academy.jpg?p=medium600