【ロンドン2022年9月22日PR Newswire =共同通信JBN】OmdiaのCompetitive Landscape Tracker(https://omdia.tech.informa.com/topic-pages/semiconductors )によると、半導体市場は2022年第2四半期に3四半期連続で売上高の伸びが鈍化し、市場は今も低下している。2022年第2四半期の売上高は1581億ドルで、2022年第1四半期の1612億ドルから1.9%減少した。この減少期間の前は、半導体の伸びが8四半期連続という最長の成長期間だった。
OmdiaのCliff Leimbach上級調査アナリスト(https://omdia.tech.informa.com/authors/clifford-leimbach )は「半導体売上高の最新の減少で、Omdiaが20年間市場を追跡してきた中で、2022年第2四半期は過去3番目に悪い第2四半期になった。自宅勤務と自宅学習の活動による未曽有の需要拡大の後、変化が起きている。半導体市場の周期的特性から、2022年いっぱいとおそらく2023年上半期は、市場が正常に戻るための調整期間になると思う」と語った。
現在の半導体の落ち込み要因は、インテル(Intel)の2022年第2四半期の業績と第1四半期のマイクロプロセッサー(MPU)の13%減少だ。この低下は半導体市場の10%以上に相当し、市場全体を押し下げた。
さらに2022年第2四半期は、米ドルが多くの外国通貨に比べて第1四半期より強含んだ。外貨建てで売上高を報告する企業は、米ドルに転換すると売上高が減少した。一部の非米国企業は現地通貨では四半期ベースで増収だったが、米ドル換算では減収となった。こうした要因が重なり、半導体市場の米ドル建て売上高に下押し圧力を加えた。
トップの半導体企業の決算を見直すと、インテルとNVIDIAが2022年第2四半期に合計37億ドルの減収だったことが浮かび上がる。両社製品への消費者の需要が弱く、不透明な時期にOEMが在庫を減らした結果だ。売上高トップ10の企業でそのほかに2022年第2四半期に減収だったのはQualcommだけだった。ほかの企業はこの四半期に売上高を増やした。
メモリー市場は第2四半期に1%強の増加と、わずかに上向いた。サムスンがDRAMとNAND企業でナンバーワン。このこととインテルの業績結果により、サムスンは売上高でトップの半導体企業としての地位を固めた。
▽Omdiaについて
Omdiaはテクノロジー業界に特化した大手調査・アドバイザリーグループである。120を超える国々に顧客を持つOmdiaは、重要な市場データ、分析、アドバイス、カスタムコンサルティングを提供している。
▽問い合わせ先:
Fasiha Khan
T: +44 7503 666806
E: fasiha.khan@omdia.com
詳細はOmdiaのウェブサイト(https://omdia.tech.informa.com/?utm_source=media&utm_medium=pressrelease&utm_campaign=AImarketmaturity )を参照。
Logo - https://mma.prnasia.com/media2/1897722/Top_10_Market_Share_CLT_Tracker_Sep_2022.jpg?p=medium600