リヤド(サウジアラビア), 2022年9月15日 /PRNewswire/ -- Global AI Summit(グローバル AI サミット)(https://globalaisummit.org/en/default.aspx )が13日、正式に開幕し、AIの将来に関する一連の議論を交わすために世界中から民間部門のリーダー、政府関係者、著名な学術専門家が集まった。Saudi Data and Artificial Intelligence Authority(SDAIA)が主催する3日間のサミットには、90カ国から200人以上の講演者と1万人の参加者が集まる予定。
サウジアラビア通信・情報技術相のアブドラ・スワハ(Abdullah Alswaha)博士は「2020年の20カ国・地域(G20)会議で、サウジアラビア王国は信頼できるAIという経済開発協力機構(OECD)の原則に向けて世界的なコンセンサスを推進した。AIはどのように包摂的で、人間中心で、透明性があり、堅牢で、責任を持つべきか。われわれは偏ったり、性差別的だったりするアルゴリズムは受け入れられない。適切なデータセットと適切なコンテキストを持たないことを許容しない」と語った。
SDAIA会長であるAbdullah Alghamdi博士は「AIの倫理的な適用に加え、われわれは人類として一丸となってAIを推進し、最良事例、専門知識、リソース、課題を共有して、AIの可能性を発揮させる際に誰も取り残されないようにすることが極めて重要である」と語った。
一連の発表がサミットで行われ、そのすべては、データの使用を促進して、医療、エネルギー、持続可能性などの分野で世界最大の課題のいくつかを解決することを目指している。初日に閣僚は、Riyadh AI Call to Action Declaration(リヤドAI行動宣言)に調印した。この宣言は、AI技術を使用して人々、社会、国家、世界全体に利益をもたらすというDigital Cooperation Organization(デジタル協力機構、DCO)の長期ビジョンを概説している。
サウジアラビア王国も、サミット初日にAI Ethics Principles (AI倫理原則)を発表した。SDAIAによって策定され、国際的・国内的基準に基づいたこの枠組みは、AIシステム開発ライフサイクル全体にAI倫理を盛り込むための実用的な指針として役立つ。
サミットのスピーカーには、AramcoのAmin Nasser最高経営責任者(CEO)、Kitty Hawkの Sebastian Thrun CEO、KAUSTのAIイニシアチブ・ディレクターであるJurgen Schmidhuber博士が含まれる。ファハド・ジャラジル(Fajad Al-Jalajel)保健相、マジド・ビン・アブドラ・カサビ(Majid Bin Abdullah Al Kassabi)商業相、バンダル・イブラヒム・ホレイフ(Bandar Ibrahim Alkhorayef)産業・鉱物資源相らのサウジ閣僚もプログラム初日の議論に参加した。地域と国際メディアの記者らも対面形式と遠隔地の参加者が利用できるライブストリーミング(https://www.youtube.com/channel/UChCxaXJEtSbngEsmyR0vrfg )を通じて、サミットに参加した。
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