【ニューベッドフォード(米マサチューセッツ州)2022年7月19日PR Newswire=共同通信JBN】
*洋上風力発電業界と米国初の洋上風力発電プロジェクトにとって大きな節目
VinciVR(Vinci)は、シーメンスガメサ・リニューアブル・エナジー(SGRE)と共同で、マサチューセッツ州がIBEW、MillWrights、Iron Workers、Piledriversから招いた組合労働者12人にニューベッドフォード商業ターミナルのバーチャルリアリティー(VR)により認証を与えた。こうしたコースは、Global Wind Organization(世界風力機関、GWO)のカリキュラムの一部である。GWOは国際的な認証機関で、風力発電施設の作業員にはGWOの認証訓練受講が義務付けられている。
Vinciは、GWOの重要なコース、特に基礎技術訓練とスリンガー信号手の実地訓練を代替する港と風力タービンのVRシミュレーションを開発した。同ソフトウエアは、風力タービンの起動や、タービンブレードのような重量物のクレーンによる吊り上げ指示をリアルに体験できる。このシミュレーションにより、大幅なコスト削減とリアルな訓練を実現しつつ、ニューベッドフォードのような作業現場にコースを展開できるようになった。これらのVRツールは、今年初めにGWOの監査を受け、使用が認められた。
この12人の作業員は、世界で初めてVRで認証を取得したことになる。
VinciのEagle Wu最高経営責任者(CEO)は「洋上風力発電は、米国のエネルギー需要を支える未来のエネルギーだ。マサチューセッツは商業規模の洋上風力発電を開発する米国初の州であり、この革命的なVR訓練で認証を取得した初の作業員がここで誕生するのは当然のことだ」「当社のVRツールは、作業員のニーズを満たし、洋上風力発電所作業員の効果的かつ安全な作業を保証できる」と語った。
SGREのYsabel Ledezma技術訓練部長は「洋上風力発電は将来、大きな役割を果たすことになる。VinciとSGREが手を携えて協力することで、洋上風力発電プラットフォームの技術者の成長を加速させ、質を高めるVR採用に向けた素晴らしい基盤づくりができた。この分野の繁栄と成長に期待している」と語った。
これらのシミュレーションは、マサチューセッツ・クリーンエネルギー・センター(MassCEC)から資金援助を受けて開発された。風力発電技術者の訓練に加え、Vinciが提供するVRには、幼稚園児から高校生、大学生までを対象とした洋上風力発電産業教育用のシミュレーションや、商業規模の海洋牧場内の船舶航行シミュレーションもある。こうしたシミュレーションの詳細については、www.vinci-vr.com を参照。
▽Vinciについて
2017年創業のVinciVR(VinciVR )は、さまざまな業界向けの革新的かつ効率的なVR訓練の提供を目的とする、ボストンに拠点を置く技術系スタートアップである。VINCIのソリューションは、航空機整備、米特殊作戦、グリーンエネルギーなど多様な訓練に使用されている。
▽SGREについて
SGREは、1991年に世界初の洋上風力発電プロジェクト「Vindeby」を立ち上げた30年前、洋上風力発電のパイオニアとなった。気候変動への対応が急務となっている現在、SGREはこれまで以上に決意を固めている。洋上風力発電の世界的マーケットリーダーとして、SGREは同ソリューションの一翼を担うことに全力を挙げている。SGREは、この産業の未来を支えるべく、パートナーと力を合わせ取り組んでいる。
▽問い合わせ先
Eagle Wu
VinciVR
contact@vinci-vr.com
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