【杭州(中国)2022年7月11日PR Newswire=共同通信JBN】China National Silk Museum(中国国立シルク博物館)が2022年4月から7月まで、上海大学との共催、Manycore Tech Inc. (KOOL)の後援でSilk Road Online Curating Competition(シルクロード・オンラインキュレーティングコンペ)を開催した。コンペには、北京大学、復旦大学、浙江大学、ロンドン芸術大学など120以上の大学、および20以上の博物館と多数のデザイナーグループが参加した。 127のオンライン展示会がキュレートされ、文化遺産・博物館学グループとデザイングループに分けられ、この2つのグループからそれぞれ受賞した。
このコンペは、主なコンセプトが「デジタルコラボレーション」と「3Dオンラインキュレーティング」に焦点を当てるシルクロードオンライン博物館(SROM)プラットフォームで行われた。世界中の40以上の博物館から2000点以上のデジタル芸術作品が集まった。キュレーターとデザイナーは、デジタルコレクションから芸術作品を選択し、広範な学術研究を行い、ギャラリーを構築ないし選択し、ガラスのショーケースを選び、表示ツールを配置し、説明ラベルを作成し、最後に3Dバーチャル展示を生み出すことにより、SROMプラットフォームを介して展示を設計・キュレートすることができる。また、展示作品はソーシャルメディアでも共有できるため、より多くの観客を魅了した。
Silk Road Online Curating Competitionは7月8日夜、中国国立シルク博物館での授賞式で最高潮に達した。Chinese Museums Association/ICOM-China(中国博物館協会)のLiu Shuguang会長は「これは、このデジタル時代の胸の内にあるような革新的なコンペである。そして、それはまた、シルクロード文化に対する彼らの情熱と献身を見ることができる、新興のキュレーターの極めて快活な集まりでもある」とコメントした。中国国立シルク博物館館長でコンペ組織委員長のZhao Feng博士は「SROMとコンペが、将来、博物館がよりアクセスしやすく、協調的で、透明性が高く、より民主的でハイブリッドな博物館のキュレーションと教育システムの構築に役立つよう希望する」と語った。
SROMプラットフォームは、2021年の設立以来、博物館間のコラボレーションを促進するだけでなく、博物館の影響力を大学や社会にもたらすことにも積極的に取り組んできた。 このコンペには、「デジタルキュレーター」となりつつある多くの応募者が集まった。彼らはSROMプラットフォームにエネルギーを与え、その創造的な機能をより深く表示できるようにし、プラットフォームをよりユーザーベースで持続可能なものにした。