【シュツットガルト(ドイツ)、北京2022年6月29日PR Newswire=共同通信JBN】IoTネイティブの時系列データベースであるApache IoTDBのクリエーターが設立したTimechoは、1000万米ドル超の第1ラウンドの資金調達を発表した。この資金調達はSequoia Chinaが主導し、Koalafund、Gobi China、Cloudwiseが参加した
時系列データベースは、インターネット・オブ・シングス(IoT)時代の新しいデータ管理要件に対応するため、近年成長を遂げている。開発者は、データ取り込み速度やストレージ圧縮に加え、自身のタイムスタンプデータアプリケーションのニーズに合致するクエリーや分析機能を最適化できるデータベースを探求している。Timechoは、あらゆるApacheプロジェクトのうち、2021年のコミット数(ファイルへの個々の変更数)が7番目にランクされたトップレベルのオープンソースプロジェクトApache IoTDBをベースにしており、要求の厳しい産業ユースケースを強化する基礎インフラストラクチャーを提供する技術的能力を備えている。さらに、Timechoチームは40を超える特許を持ち、ICDE、SIGMOD、VLDBなどの業界をリードする時系列管理ジャーナルに論文を発表している。
Timechoの創業者でApache IoTDBのPMCチェアであるXiangdong Huang博士は「Apache IoTDBは、その優れた性能に加えて、軽量で使いやすく、Apache PLC4X、Kafka、Spark、Grafanaなどのビッグデータエコシステムのソフトウエアと深く統合されている。電力産業、公共交通機関、インテリジェントファクトリーなどのシナリオで、多くの企業によって広く利用されている。IoT分野での応用を拡大し、企業の特定の要件を満たす性能を強化するために、Timechoは研究開発に積極的に投資し続け、エンド・エッジ・クラウド連携などの機能を強化している」と述べた。
Timechoの欧州市場向け技術ディレクターでApache IoTDBのPMCメンバーであるJulian Feinauer博士は「Timechoは、オープンソースコミュニティーと集中的な交流を維持している。今回の資金調達により、当社は開発者や企業がApache IoTDBのパワーを最大限に活用できるよう支援するため、研究開発を加速させることができるだろう」と述べた。
Timechoは、ハイエンド機器、大量デバイス、計算リソースが限られたプラットフォームなどのシナリオに適応できるソリューションの提供に重点を置く予定だ。
▽Timechoについて
Timechoは、「タイム」と「エコー」を組み合わせた造語で、時系列データをより価値のあるものにすることを意味している。Apache IoTDBのクリエーターによって設立されたTimechoは、大量のデータ保存、高速読み取り、複雑なデータ分析の要求を満たすIoTネイティブの時系列ソリューションを提供し、企業が時系列データの価値を高い信頼性と低いコストで活用できるようにする。
詳細な情報は、www.timecho.com または同社のLinkedInページ(https://www.linkedin.com/company/timecho/ )を参照。
▽問い合わせ先
Timecho Limited
ソース:Timecho Limited