【ビンゲン(米ワシントン州)2022年6月1日PR Newswire=共同通信JBN】有人および無人航空機システム向けに業界をリードする状況認識ソリューションを提供している米航空宇宙技術企業Sagetech Avionics(Sagetech Avionics )Inc.は、2022年5月27日(金曜)、米連邦航空局(FAA)がADS-B In and Out内蔵のモードSトランスポンダー「MXS」に技術基準書(TSO)を発行したと発表した。
Sagetechの次世代小型トランスポンダーMXSは、モードA、C、S、1090 MHz ADS-B In/Outを提供、世界中の有人・無人システムの使用に適している。さらに、各トランスポンダーには、状況認識のためのトラフィックディスプレーを内蔵した使い勝手の良いコマンド・アンド・コントロール・ソフトウエアが付属しており、プラグ・アンド・プレイでPX4やArdupilotベースのオートパイロットでの使用が可能。MXSは、特に小型で低消費電力が必須の場合、航空機の視認性と安全性を向上させるのに理想的なトランスポンダーである。
MXSは、FAAが認証した初のADS-B In受信機内蔵小型トランスポンダーで、世界初の認証済み小型ADS-B受信機である。
主な機能
* 前例のない極小のサイズ、重量、消費電力(SWaP)
* 完全な多様性
* 1090 MHz ADS-B In/Out
* 柔軟な入出力(I/O) - RS232、RS422、イーサネット
* ADS-B In/Outを含むワンボックスソリューション
Sagetech AvionicsのTom Furey最高経営責任者(CEO)は「MXSは、無人および有人航空機の相手先商標製品製造会社(OEM)にかつてなかったエキサイティングなオプションを提供しており、これまで同様、当社のエンジニアは今回の技術標準認証(TSOA)で新たな地平を切り開いた」「認証とは、1090 MHz ADS-Bトラフィックをすべて確実に検出できることを知らせる安全性と信頼性のことだ」と語った。
SagetechのMXSと米国防総省認証済み軍用IFFトランスポンダー「MX12B」(MX12B DoD-certified military IFF transponder )は、同じハードウエアプラットフォームを使用しているため、自社の航空機を民間、軍用の両市場で販売しているOEMにとって、MXファミリーは唯一の論理的ソリューションとなっている。無人航空機システム(UAS)プロバイダーは、軍用顧客にはMX12Bを組み込み、民間顧客向けなら代わりにMXSを組み込むだけで、追加の組み込みやソフトウエアの変更、機体の変更は必要ない。Furey氏は「これは本当にエレガントなソリューションだ」と語った。
マイクロトランスポンダー分野を生み出したSagetechは、MXの機能をさらに高めていく構えだ。トランスポンダーを必要とする無人航空機は、検知・回避(DAA)システムに統合するために認証済みADS-Bの導入が必要になる。MXSは、SagetechのDAAアーキテクチャーの基礎で、顧客の目視外(BVLOS)運用をサポートするものである。SagetechのDAA製品は、防衛、民間の両顧客向けのUAVベースの次世代サービスを加速させるだろう。MXSとSagetechのACASベースのDAAプラットフォームは、オンボード、フルパワー、低SWaPの衝突回避機能を備えた、有人・無人航空機向けの最先端かつ保証可能なDAAシステムを提供する。
▽Sagetechについて
Sagetech Avionicsは、保証可能な状況認識ソリューションにより、有人・無人航空機の安全な飛行を支援する航空宇宙技術企業である。ほとんどの小型から中型の無人航空機(UAV)で軍用および民生用に使用されているSagetechのソリューションは、ミッションで実証されており、数十年にわたるプログラム経験、認証、数百万時間の飛行時間を提供することで無人プラットフォームの全寿命にわたり最大の価値をもたらしている。Sagetechは現在、その技術プラットフォームを拡大し、検知・回避ソリューションのような包括的で保証可能なシステムを生み出している。Sagetechは、OEM顧客、技術パートナー、再販業者の広範なエコシステムと連携し、Sagetech搭載UAVがより安全に飛行できるよう日々取り組んでいる。詳細については、www.sagetech.com を参照。
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