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長期療養患者の87%がスティグマに直面し、看護師は適切なサポートを提供する時間とリソースが不足していると感じていることが新たな調査で判明

Convatec Group Plc
2022-05-18 21:03 1291

【ニュージャージー州ブリッジウォーター2022年5月18日PR Newswire=共同通信JBN】

*ストーマや創傷との共存、糖尿病、尿閉、がんなど、長期療養患者が直面する身体的、心理的、社会的課題だけでなく、「ケアギャップ」についても調査

*医療ソリューションとテクノロジーのグローバル企業Convatecは、新たに「永遠の思いやり(forever caring)」を約束することで、患者と医療従事者に前向きな変化をもたらすべく取り組んでいる

新たな調査によると、長期療養患者は、自らの健康状態に伴うさまざまな精神的課題の中でスティグマ(差別・偏見)に直面している。同時に、ケアチーム、特に看護師は、時間やリソースの不足から十分なサポートを提供できていないと感じていることが、調査結果から明らかになった。Convatec(Convatec )が支援し、Wakefield Researchが実施した調査には、米国内の患者またはその介護者200人と看護師200人から回答が寄せられた(注 1)。

患者が直面する課題

調査では、患者や介護者の87%が、自分や介護対象者の現在の健康状態に関連して、何らかのスティグマを感じていることが明らかになった。半数近く(44%)が現在の健康状態について話すことに戸惑いを感じ、43%が自分の健康状態は定期的に語られるものではなく、メディアに登場することもほとんどないと感じていると回答した。

患者とその介護者のほぼ全員(99%)が、スティグマは現在の健康状態にある患者の治癒に悪影響を与えたり、治癒を遅らせたりすることがあると回答、96%の看護師が患者の身体的治癒がスティグマによって影響を受ける可能性があることに同意している。

ConvatecのKarim Bitar最高経営責任者(CEO)は「スティグマが患者に与える影響が決して小さくないことは既に分かっていた」「今回の調査結果で、なぜ感情的、精神的健康が今日の社会で健康上の優先事項なのかがはっきりした。われわれは、患者が自信を持って生活するためのストーリーや経験を紹介し、仲間同士のサポートを提供し、友人や家族、ケアチーム間で会話がしやすくなるようにすることで、こうした患者のスティグマが防げるよう、業界としてもっと努力すべきだ」と語った。

精神的サポートにはさまざま形があるが、患者の医療チームが果たす役割は重要で、半数以上(56%)の患者が、医療チームとの時間を増やし、サポートの改善を感じられるようにしてほしいと回答している。患者とその介護者のほぼ全員(96%)が、自分の健康状態についてより多くの情報を得たいと考えており、53%が情報は医療チームとの会話を通じて得たいと回答した。

看護師が直面する課題:ケアギャップ

調査では、患者はサポートを切望しているものの、医療従事者はパンデミックによってこれまで以上に負担や緊張を感じており、看護師の3人に2人以上(68%)が患者を十分にサポートできていないと感じ、ほぼ全員(96%)が患者を十分にケアするには、もっと時間やリソース、教育が必要だと考えていることが分かった。調査によると、

*看護師の71%が、より多くの時間を患者と過ごす必要があると回答

*56%は、学習や教育に打ち込める時間がもっと必要だと感じている

*51%は、患者を最も効果的にケアするために必要なリソースを患者と直接共有できていないと感じている

さらに、ほとんどの看護師(82%)が、現在の健康状態に関連する課題について患者と話すことが全く、またはほとんど問題がないと感じていながら、60%は全く問題がないわけではないと回答、47%はその理由として十分な時間が取れないことを挙げた。

「永遠の思いやり」:ケアギャップを埋める取り組み

医療ソリューションとテクノロジーのグローバル企業Convatecは16日、よりケアを重視し、機敏で説明責任を果たす組織となるための同社の継続的変革を反映した、新しい約束とアイデンティティー「永遠の思いやり(forever caring)」を発表した。

Karim Bitar氏は「われわれは耳を傾けている。そして最も重要なのは、われわれは学んでいるということだ」「これまで製品一辺倒だった業界で、『永遠の思いやり』は、われわれがサービスを提供する人々、そして今回の調査に参加してくれた患者、介護者、看護師に対するコミットメントだ。当社は、信頼できる医療ソリューションを開拓し、人々の生活を向上させるというビジョンを実現し続けていくが、患者や医療従事者のニーズは変化し続けており、当社も彼らと共に変化していかなければいけない」と付け加えた。

Convatecはこの新しい約束の一環として、長期療養患者にガイド付きの教育的回復ツール、ヒント、仲間同士のサポートを提供する「me +」などのサポートプログラムを拡充し、長期療養に伴う困難な問題に直面している患者のサポート強化に取り組んでいる。

Convatecは、患者、介護者、医療従事者と緊密に連携を取り、スティグマ防止支援にも取り組んでいる。Convatecは最近、ストーマ(人工肛門・人工膀胱)のある暮らしをいかに受け入れるかというストーリーを共有することで、スティグマに直面することの多いオストミー・コミュニティー(人工肛門・人工膀胱保有者)を祝福し、支援し、勇気付ける、初の「健康の絆」キャンペーンを開始した。

同時にConvatecは、医療従事者の継続的な教育・研修を支援する「Convatec Academy of Professional Education(Convatecプロフェッショナル教育アカデミー)」などのプログラムを通じて、教育リソースやさらなる支援を提供し、医療従事者の負担軽減に断固として取り組んでいる。同プログラムには、この1年間に全世界で30万人以上の医療従事者が関与した。

Convatecは、看護師や医療従事者の時間が貴重であることも認識している。医療従事者の負担を軽減するため、Convatecは新しい看護師ソリューションアプリ(new nurse solutions app )を立ち上げた。このアプリは、看護師が患者に最適なオストミー製品を選択、推奨しやすくするとともに、患者には、処方箋の要求を満たし、アドバイスを見つけ、看護師との相談の予定が決められる便利なワンストップショップを提供する。

Convatecは1964年以来、高度な創傷ケア、オストミーケア、輸液ケアの市場をリードし、長期療養疾患管理が必要な患者を長年にわたりサポートしてきた。「永遠の思いやり」は、Convatecの歴史における新しく、エキサイティングなステージであると同時に、患者と医療従事者に必要なサポートを提供する約束でもある。

▽調査について

Convatec Nurses Survey(Convatec看護師調査)は、2022年4月5日から4月17日まで、創傷ケア、排泄ケア、ストーマケア、点滴治療の患者を扱っている米国の看護師200人を対象に、Wakefield Researchが実施した。本調査は、米国の看護師像を正確に反映するよう、加重平均されている。

Convatec患者・介護者調査は、2022年4月5日から4月17日まで、創傷ケア、排泄ケアまたはストーマケア、点滴治療を受けている患者(あるいはその介護者)200人、またはその介護者を対象に、電子メールによる招待とオンライン調査でWakefield Researchが実施した。

▽Convatec Group Plcについて

信頼される医療ソリューションで人々の生活を向上させてきたパイオニアであるConvatecは、慢性疾患管理ソリューションに重点を置き、高度創傷ケア、オストミーケア、排泄ケアおよび救命救急、輸液ケアにおいて主導的地位にある、グローバルな医療製品・技術のFTSE 250企業である。グループの2021年の売上高は20億ドル超。約1万人のスタッフを擁する当社は、永遠に思いやりのある存在であり続けるという約束の下に一致団結し、100を超える国々で製品とサービスを提供している。同社の製品は、感染予防やリスクの高い皮膚の保護から、患者転帰の改善や介護コストの低減まで、幅広いメリットを提供している。Convatecの詳細については、http://www.convatecgroup.com を参照。

(注 1)創傷ケア、排泄ケアまたはストーマケア、点滴治療を受けている患者またはその介護者、および創傷ケア、排泄ケア、ストーマケア、点滴治療を受けている患者を扱っている看護師。米国のみ。

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ソース: Convatec Group Plc