【ソウル(韓国)2022年5月10日PR Newswire=共同通信JBN】
*世界基準を満たしたことにより同社は国内、海外販売の拡大を期待
廃棄物処理と原材料リサイクル企業のLDC Co., Ltd.,は3月23日、環境に優しい材料に関する世界的な国際認証制度であるISCC PLUS 認証を取得したと発表した。同認証の取得は韓国のカーボンブラック業界で初めて。
ISCC PLUSは、材料と製品の生産過程での環境保全性と持続可能性の評価と認証でのEuropean Union's Renewable Energy Directives(欧州連合(EU)再生可能エネルギー指令)を満たす国際認証制度である。
この環境保全に関する認証は、世界の130を超す環境に優しい材料メーカー、NGO、研究機関をメンバーとし、業界で最も信頼性が高いとみなされている。この認証は、原材料と生産から最終製品と販売に至るまで、製品の環境保全性について厳しい評価を経てからでなければ、取得することができない。
LDCは2017年以来、韓国からの廃タイヤ使って「Recovered Carbon Black(回収されたカーボンブラック、rCB)」である GCB(グリーンカーボンブラック)を生産、供給する韓国で唯一の企業となっている。
LDCは廃タイヤを回収、粉砕し、熱分解、精製、処理を経てrCBを生産しており、処理済みの材料がこれを原材料として活用するタイヤメーカーに供給されている一連の過程により、透明性のある循環型経済の遂行で先行している。
LDCは、タイヤメーカーから要求される厳しい品質条件を満たしているrCB製品であるGCBを発表し、100 Green New Deal Promising Companies(グリーンニューディール有望企業100社)および1000 National Innovative Companies(全国の革新的企業1000社)の1社に選ばれた。販売量は2020年の1000トンから2021年には1200トンに増え、今年の販売量は4000トン以上増加して着実な成長を示すと見込まれている。
LDCはISCC PLUS認証の取得により、環境に優しい企業として世界基準を満たす取り組みが評価された。
LDC のHwang Yong-kyung最高経営責任者(CEO)は「当社はこれまで、持続可能な未来のために二酸化炭素の排出量と原油資源の利用を削減し、廃タイヤによって引き起こされる環境問題を解決するリサイクルされた資源材料を生産してきている」と語った。
Hwang CEOは「ISCC PLUS認証の取得により、当社は韓国内および輸出販売の拡大によって生産能力を9000トンから2025年までに3万4000トンへと引き上げ、韓国を主導する世界的な環境に優しいrCB企業になる」と予言した。
ソース:LDCarbon