【香港、サンタクララ(米カリフォルニア州)2022年4月26日PR Newswire=共同通信JBN】Digital Enhancement Limitedは26日、スケーラブルで多様なインテルFPGAファミリーで高性能かつ高効率な5G無線ソリューションを提供するインテルFPGAベースのデジタルフロントエンド(DFE)IPソリューションを発売すると発表した。
5GとWiFiの継続的な進化を受け、リモート無線ユニット(RRU)、リピーター、ルーターなどのRAN通信ソリューションは無線性能、システムレベルの電力効率に対する要件が増加した。Massive-MIMO MacrocellからSmall Cellまで、DPD(デジタルプリディストーション)、CFR(クレストファクター低減)を含むDFEテクノロジーは、さまざまな周波数バンド、帯域を行き交い、さまざまなPAタイプおよび出力の組み合わせでの厳しい使用事例に対処するために必須のイネーブリングおよび差別化の要素として認識されてきた。
Digital EnhancementのZiming Wang創設者兼最高経営責任者(CEO)は「Digital Enhancementは、世界最高のアジャイルDFEテクノロジーを構築し、帯域幅の制約を受け、ハードウエアとの密結合を必要とし、パワーアンプの選択に制限がある従来のDFEソリューションの限界を打ち破ることに専念する新興企業である。昨年インテルと緊密に提携し、5G基地局の大量生産向けのFPGAで共同の商用DFEソリューションを提供できることを大変うれしく思う。これは、Digital EnhancementのDFEソリューションの迅速かつ軽量な実装だけでなく、その高性能線形化およびコスト効率も全面的に認証したものである。顧客は、3GPPシグナルジェネレーター、DFE、分析機能を内蔵した強力なテストプラットフォームである当社開発のDETPによって、さまざまなDPDモデルおよびPAに基づき全体のRFシステム性能を容易に評価することもできる」と語った。
DFE IP「Hummingbird」シリーズは、3G/4G/5G通信をサポートし、すべての種類のPA技術をカバーするとともに、GaNアンプの長期メモリー影響を事実上軽減することができる。Hummingbird IPを使用すれば、4T4Rおよび200Mhzシグナル帯域の使用事例において、基地局設備向けの高出力アンプの線形化のために必要な性能を提供するには、比較的低いサンプリングレートで最小限のFPGAリソースだけでよい。40%以上の効率性があるPAで-50dBc ACLRより優れ、2.5%以下のEVMの性能など、高い線形性能を提供する一方、RRUのデジタルおよびRFシステムの全体コストは大幅に削減可能である。
インテル・プログラマブル・ソリューションズ事業本部ネットワークビジネス部門のMike Fittonゼネラルマネジャーは「PAの非線形問題は30年以上にわたり、RU設計における最も困難な課題になってきた。RUは今日、より低い熱履歴でのマルチバンド設定においてより高い帯域幅(すなわち200MHz以上)をサポートする必要があり、広範な異なる無線市場事例に対処するソリューションとして、柔軟かつスケーラブルなハードウエアポートフォリオのクラス最高のDPDテクノロジーを用いることが必須になっている。Agilex、Stratix、ArriaなどのインテルのFPGAファミリー、特にワットあたり業界最高性能のインテルAgiliex FPGAファミリーの場合は、効率的かつ柔軟なDFE実装向けに設計されている。インテルFPGAで動作する当社のパートナーDigital EnhancementのDPDテクノロジーを組み合わせれば、無線設計向けの最高の選択肢の1つを当社の顧客に提供できることになる」と語った。
今後、Digital Enhancementは世界の5G基地局およびO-RANベンダーとの提携を拡大し、WiFiおよびモバイルデバイス市場で小型DFEの利用を拡大していく。
▽Digital Enhancementについて
2019年創設のDigital Enhancementは、DPD、CFRなど世界最高のアジャイルDFEソリューションの提供にコミットしている。詳細はウェブサイトwww.digienh.com を参照。
Intel、Intelロゴ、その他のIntelマークは、Intel Corporationないしはその子会社の商標である。
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(画像説明:高効率な無線向けのインテルFGPAベースのDFE IP)