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CGTN:中国は海南を新時代の改革開放の模範に

CGTN
2022-04-14 12:21 1428

【北京2022年4月14日PR Newswire=共同通信JBN】中国は、南部の島の省である海南省を世界的な影響力のある自由貿易港に構築し、新たな時代における国の改革と開放の模範とすることを約束した。

習近平(Xi Jinping)中国国家主席が10日から13日にかけて海南島を視察した際、中国の改革開放運動における海南のユニークな役割が脚光を浴びた。

▽洋浦経済開発区

習氏は12日にダン州市の洋浦経済開発区を視察し、同区の開発と中国の特色ある自由貿易港の建設について把握した。

同氏は、洋浦を海南自由貿易港(Hainan Free Trade Port)のパイロット実証区と表現し、同区の建設における大胆なイノベーションと、一帯一路構想(BRI)により良いサービスを提供するための取り組みを求めた。

習氏は13日、改革開放の深化と自由貿易港の建設における海南の業績に関する展示会を観覧した。

深水港と特別な立地の優位性を誇る洋浦は、1992年に現地に国家級開発区が設立されて以来、海南の改革開放に重要な役割を果たしてきた。

海南省の北西にある洋浦は、ASEAN自由貿易地域(ASEAN Free Trade Area)に近く、この地域の10を超える主要な港湾都市から直線距離で500海里未満に位置する。

洋浦はまた、シンガポールと中国西部の省級地域が共同で建設した貿易と物流のルートであるNew International Land-Sea Trade Corridor(ILSTC、新国際陸海貿易回廊)と、BRIの一部である21世紀海のシルクロードの合流点でもある。

洋浦港のコンテナスループットは、今年第1四半期に40万3300TEU(20フィートコンテナ換算単位)に達し、前年同期比で61.84パーセント増加した。

▽開放性の向上における海南の前進

海南での視察ツアー中に習主席は、三亜市にある中国海洋大学(Ocean University of China)の種子実験室と研究院、五指山市の熱帯雨林国家公園の一区域と村を訪問した。

習氏はツアーの最後に省高官との会合に出席し、海南自由貿易港を中国のエレガントな「名刺」にするための取り組みを要請した。

海南省は、観光、現代的サービス、ハイテク産業および熱帯農業の開発の取り組みに重点を置き、現代産業システムの構築を加速させる必要があると彼は述べた。

習氏は、システムとメカニズムの欠点を排除し、より幅広い分野での開放を深めるよう求めた。

今回の習氏の海南省への視察ツアーは、同省設立と海南経済特区(Hainan Special Economic Zone)建設30周年の祝賀大会に出席した2018年4月以来だった。ツアー中に同氏は、全島をカバーするパイロット自由貿易地域を建設し、中国の特色ある自由貿易港の構築を追求する計画を発表した。

2020年6月、中国当局は、今世紀半ばまでに海南省を世界的に影響力のある高水準の自由貿易港に構築することを目指し、海南自由貿易港のマスタープランを発表した。

マスタープランによると、貿易・投資の自由化・円滑化に焦点を当てた自由貿易港システムは、2025年までに海南省で「基本的に確立」され、2035年までに「より成熟」する。

当局は海南を中国の世界経済システムへの統合の最前線にすることを期待している、とプランにある。

1年後、中国は海南自由貿易港に関する法律を可決し、国家立法レベルで港を建設するための制度的準備を整えた。

法律は、海南自由貿易港が全島をカバーし、貿易、投資、国境を越えた資金の流れ、人員の出入国および輸送の自由化と円滑化を実現し、データの安全な流れを確保するための政策とシステムを徐々にまたは段階的に構築することを明確にしている。

https://news.cgtn.com/news/2022-04-13/China-to-make-Hainan-an-example-of-reform-opening-up-in-new-era-19cDYBYsRmo/index.html 

 

ソース: CGTN