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次世代データセンター施設に関するグローバルセミナー

Huawei
2022-04-14 11:03 1265

【深セン(中国)2022年4月14日PR Newswire=共同通信JBN】ファーウェイ・デジタルパワー(Huawei Digital Power)は2022年4月12日、「次世代データセンター施設セミナー(Next-Generation Data Center Facility Seminar)」を開催した。同イベントには、世界中のコロケーション、大企業、通信事業者、コンサルティング会社、研究機関から200人近い技術専門家が集まり、次世代データセンターの定義、革新的な電力・冷却ソリューション、データセンター施設の自動化の実現方法の3つの主要トピックについて意見交換した。


ファーウェイ(Huawei、華為技術)の上級副社長でファーウェイ・データセンター・ファシリティー最高経営責任者(CEO)のCharles Yang氏は開幕あいさつで、「カーボンニュートラルが世界的コンセンサスとなり、デジタル経済が拡大する中、データセンター業界は、高いエネルギー消費、膨大なカーボンフットプリント、難しい運用・保守、低い信頼性といった課題に直面している。こうした課題に対処するため、データセンターは、サービス形態、エネルギー供給における役割、運用・保守モデルの変化を受け入れざるを得なくなる。ファーウェイは、顧客や業界関係者と徹底的な議論を行うことで、市場動向をタイムリーに把握し、継続的なイノベーションと投資を通じて業界のグリーンで持続可能な発展を共に促していく」と語った。

トピック1:次世代データセンター施設の定義とは

ファーウェイのSanjay Kumar Sainaniデータセンター事業担当グローバル・シニアバイスプレジデント兼最高技術責任者(CTO)は、データ量と計算能力の飛躍的伸びに伴い、次世代データセンターは、グリーンで低炭素な設計、柔軟な容量拡張、迅速な導入、モジュール化された簡素なアーキテクチャ、持続可能なものへと進化していくだろうと語った。

同イベントに参加した業界の専門家は、将来のデータセンターの主要なパフォーマンス指標について、以下のような合意に達した。それは、幅広く使用されている電力使用効率(PUE)に加え、炭素利用効率(CUE)、水利用効率(WUE)、空間利用効率(SUE)、送電網利用効率(GUE)、ライフサイクル汚染物質排出量の低減など、それ以外の主要な指標も業界の将来に影響を与えるだろう、ということである。次世代データセンター施設は、再生可能エネルギーの利用率の高さ、高いエネルギー効率、高い信頼性、高度なインテリジェント管理を特徴とするものになる。

トピック2:次世代データセンター施設向けの革新的な電力・冷却技術

データセンター設備で重要なのは、電力供給と冷却システムである。会議に参加した専門家らは、次世代のデータセンター施設には、超簡素化電力供給アーキテクチャ、リチウムイオン電池、自然冷却、液体冷却が採用されると考えていた。再生可能エネルギーがエネルギー源の主流になると考えれば、「発電-送電網-負荷-蓄電」の相乗効果による低炭素型データセンター開発が主流になるだろう。さらに、熱回収技術・政策の進歩で、データセンターはエネルギー消費型からエネルギー供給型施設に変わっていくと予想される。

トピック3:データセンター施設の自動化を実現する方法

最後にデータセンターの設備管理について専門家は、デジタル技術の電力供給、冷却システムとの統合の進展で、予知保全が促され、結果としてシステムの信頼性が向上するだろうと語った。インテリジェント技術は、エネルギー効率の最適化による究極のPUE実現にも活用される。炭素規制時代において、デジタルツイン技術は、データセンターがそのライフサイクルを通じて可視化された正確な炭素管理を実現するのに役立つだろう。

集合知をプールするのは、データセンター施設の未来を照らすためである。ファーウェイ・データセンター・ファシリティーのFei Zhenfu CTOは、ファーウェイは今後もデータセンター・ファシリティー・ソリューションで躍進を続け、パートナーと手を組んでオープンでウィンウィンのエコシステムを構築し、次世代データセンター・ファシリティーの先導役を共に果たしていくと締めくくった。

ソース:Huawei

ソース: Huawei