ロンドン, 2022年3月31日 /PRNewswire/ -- サイバーセキュリティ企業NordVPNの新しい調査で、日本人は生涯のうち11年4ヶ月と13日間をオンラインで過ごすことが明らかになりました。世界16カ国で調査した結果、日本は韓国より約23年、シンガポールより約16年短く、最も低い結果となりました。
一般的な1週間のうち、日本人がインターネットを利用する時間は23時間で、これはほぼ1日分に相当します。つまり1年で換算すると約48日、生涯だと11年以上に相当します。
23時間のうち、9時間強が仕事、残りの14時間弱がネット上のさまざまな活動に費やされていることがわかりました。
平均すると、日本人がネットを使い始める時間は午前11時8分からで、午後21時31分ごろにネットから離れています。
動画の視聴時間が最も多い
日本人が1週間にネットで費やす時間のうち、最も多いのはYouTubeなどの動画視聴で、平均すると3時間14分を費やしています。次に多いのが、LINE、Instagram、Facebook、Twitter、TikTokなどのSNS閲覧で、動画視聴よりも1時間少ない2時間27分でした。
さらに、1週間のうち1時間31分はNetflix、Amazonプライム、Hulu、U-NEXTなどの動画配信サービスでテレビ番組や映画をストリーミング再生していて、1時間28分がGoogleやYahooなどの検索エンジンで調べ物をすることに充てられています。
そのほか、楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング、ZOZOTOWNなどでのネットショッピングは、平均すると週に1時間5分で、Amazon Music、Spotify、Apple Musicなどのプラットフォームで音楽を聴くのに、1週間のうち1時間1分を費やしています。
「私たちの多くは、さまざまなオンラインプラットフォームやサービスを利用して、日々の生活をより快適かつ豊かにしようとしていますが、オンラインセキュリティやアプリ・ウェブサイトに提供するデータのプライバシーについて考えている人はほとんどいないでしょう。
インターネットを長時間利用することで、サイバー攻撃の標的となる可能性を高めます。さらに、昨今の世界情勢からハッカーの活動はより活発になっています」と、NordVPNのデジタルプライバシー専門家であるDaniel Markuson氏が述べています。
日本人は個人情報を積極的に提供している
調査によると、日本人の30.5%がインターネットのない日常を想像できず、71.6%が日常的にインターネットに依存していることが明らかになっています。このようにインターネットに依存することで、日本人は多くの機密情報を共有せざるを得なくなっています。
最も公開されている情報としては、生年月日(52.8%)、氏名(52.1%)、住所(48.1%)、役職(40.7%)、銀行情報(22.2%)、好き嫌い(11%)などが挙げられます。
また、「インターネットから個人情報を永久に削除することと引き換えに、何を諦められるか?」という問いに対し、「ゲームをすること」(25.3%)、「お酒を飲むこと」(23.3%)、「スポーツをすること」(19.6%)と答えています。
調査方法: 本調査は、NordVPNに依頼され、外部企業であるCintが2021年11月15日から19日にかけて実施しました。調査対象は18歳以上の日本の居住者で、サンプルは全国のインターネットユーザーから採取されました。年齢、性別、居住地に対して割当制(クォータ)を設けました。