【ウェーコ(米テキサス州)2022年3月30日PR Newswire=共同通信JBN】Zanoprima Lifesciences Ltd.(「Zanoprima」)は2022年3月12日、特許権侵害でHangsen International Group Ltd.(「Hangsen」)を米連邦地方裁判所にCivil No. 22-cv-00268(「訴状」)で提訴した(https://static1.squarespace.com/static/60871c85fd6297141367d5f2/t/6230788eb3fc9b21dcf0beb0/1647343776701/2022.03.12+-+Zanoprima+v+Hangsen+-+Complaint+%28FILED%29.pdf )。訴状でZanoprimaは、同社の「(S)-ニコチンの製造工程」と題する特許権(米国特許No. 10,913,962)(https://static1.squarespace.com/static/60871c85fd6297141367d5f2/t/623078aaf32e75434d516af8/1647343789238/Zanoprima+Patent+No.+10%2C913%2C962.pdf )(「Zanoprima」の特許)をHangsenが侵害し、Zanoprimaの特許製法を使って製造した合成ニコチンを含む商品を米国市場に輸入したと申し立てている。
Zanoprimaは、酵素を使って合成し、タバコから抽出されたものと化学的に同一の純粋(S)-ニコチン(SyNic(TM))を製造し、商業化を可能にした初めての企業で、しかも、この合成(S)-ニコチンには、タバコ由来のニコチンに伴う有毒なタバコ特有のニトロソアミン、発がん物質、アルカロイド、その他の不純物は全くない。
ZanoprimaのAshok Narasimhan最高経営責任者(CEO)は「長年にわたり、Zanoprimaはタバコ特有のニトロソアミンや他の不純物のない(S)-ニコチンの合成で革新的な特許権のある酵素法の開発に相当な時間、リソース、知的資本、科学的専門知識を投資してきた。Zanoprimaの法的措置は、米国と世界中で当社の知的財産を精力的に保護する当社の強い意思を反映している」と語った。
Zanoprimaの訴状によると、Zanoprimaの特許公開後、HangsenはZanoprimaが発明した製法を模倣した製法で中国特許を出願したが、中国の国家知識産権局は2021年6月、Zanoprimaの特許権を先行技術としてHangsenの特許出願を却下した。また、Hangsenは「MOTiVO合成S-ニコチンを含むさまざまな名前で市場に出荷し、販売されている高純度合成(S)-ニコチンとニコチン商品とされるもの」を含む商品を米国に輸入し、販売しているが、そのような輸入商品はZanoprima特許の「クレーム1のあらゆる段階を実施する行程で製造されている」。
Zanoprimaは、侵害による損害賠償の請求に加え、Hangsenの侵害行為継続を防ぐため、予備的かつ恒久的な差し止めによる救済を求めている。
Narasimhan氏は「ZanoprimaのSyNic(TM)製造工程は、完全に追跡可能な(S)-ニコチンを高レベルのエナンチオマ(鏡像体)・化学的純度で提供する技術革新を示しており、タバコ由来のニコチンに匹敵する価格で市販されている。さらに、SyNic(TM)はタバコのない世界への動きを促進する最大の機会を表している」と述べた。
発表全文は次を参照: https://www.zanoprima.com/updates