【上海2022年3月29日PR Newswire=共同通信JBN】Shanghai MicroPort Endovascular MedTech (Group) Co., Ltd.(Endovastec(TM))はこのほど、同社が独自開発したバルーンカテーテル「Hyperflex(R)」が、日本で初めて販売を許可された同社製品として独立行政法人日本医薬品医療機器総合機構(PMDA)の登録承認を得たと発表した。Hyperflex(R)は2016年に欧州基準適合マーク(CEマーク)を取得し、南米やアジアなどの海外市場で既に販売されている。
Hyperflex(R)は、大動脈ステントグラフトの拡張を補助するための製品である。柔軟性のあるTPU(熱可塑性ポリウレタン)バルーンを使い、留置したステントグラフトを拡張することで、血管壁への密着性を高めてI/III型エンドリークを最小化し、ステントの位置を改善、短期と長期の予後を向上させる。大動脈ステントグラフトシステムと併用することで、Hyperflex(R)は総合的血管内動脈瘤修復(EVAR)ソリューションとなり、修復がより簡単で柔軟に行えるようになる。
Endovastec(TM)のQing Zhu社長は「日本でのHyperflex(R)バルーンカテーテルの承認は、当社のEVAR(腹部ステントグラフト内挿術)機器がより多くの国や地域の医療システムで受け入れられるようになっていることを示すもので、アジアや世界での当社の継続的販売に道を開くものだ。Endovastec(TM)は今後も、技術革新を続けて大動脈疾患向けソリューションを改良し、より良い製品とサービスを世界中のより多くの患者に届けていく」と語った。
▽Endovastec(TM)について
MicroPort Scientific Corporation(「MicroPort(R)」、銘柄コード:00853.HK)の子会社として2012年に上海で創業したShanghai MicroPort Endovascular MedTech (Group) Co., Ltd.(「Endovastec(TM)」、銘柄コード:688016.SH)は、大動脈と末梢血管のインターベンション機器の研究開発、製造、販売に注力している世界的な医療機器企業で、胸部・腹部大動脈ステントグラフト、外科手術用ステントグラフト、薬剤コーティングPTA(経皮的血管形成術)バルーンカテーテル、PTAバルーンカテーテルなどを主力製品としている。Endovastec(TM)は、全て人の命を永らえさせ、つくり変える最先端ソリューションへの信頼できる普遍的なアクセスの提供と、継続的なイノベーションを通じて進化を続ける新たな医療技術の世界的リーダーに位置付けられる人間中心の企業づくりのため、障壁を打ち破り、アクセスを加速させている。